山崎 元

山崎 元

経済評論家

やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。

第244回
「人的資本」はどう運用するといいのか
山崎 元
人生を資産運用として捉えると、多くの人にとって最大の運用資産は、金融資産よりも自分自身の「人的資本」だ。人的資本は、将来の収入の割引現在価値であり、個人の株価のようなものだ。
「人的資本」はどう運用するといいのか
第248回
年齢差別の世代交代論をやめ「脱年齢の時代」を模索せよ
山崎 元
政党の党首選などで「世代交代」が熱く語られている。だが、世代交代論は高齢者に対する年齢差別の一面を持つ。真に必要なのは、年齢に関わらず有能な人間が活躍できる環境だ。「脱年齢の時代」に期待し、それに対する備えを考えたい。
年齢差別の世代交代論をやめ「脱年齢の時代」を模索せよ
第243回
アップル的な人気銘柄とどう付き合うか
山崎 元
アップルの時価総額は、本稿執筆時点で6200億ドル台で、日本円にしてざっと50兆円だ。同社のビジネスは立派だ。商品ラインアップを絞り込み、形は違っても中身の似たものを大量に作り(失礼!)、高い粗利率を確保する。
アップル的な人気銘柄とどう付き合うか
第247回
党首選立候補を見送った谷垣氏、細野氏の「残念」の研究
山崎 元
民主党と自民党の党首選が迫っている。ビジネスパーソンの処世のあり方とも絡め、立候補を降りることを決断したキーパーソン2人の意思決定について考察してみたい。谷垣禎一氏と細野豪志氏には、いったい何が足りなかったのだろうか。
党首選立候補を見送った谷垣氏、細野氏の「残念」の研究
第242回
リスクを体感することの重要性
山崎 元
わかりやすい金融知識の解説で定評のある吉本佳生氏の新刊『確率・統計でわかる「金融リスク」のからくり』を読んでみた。投資を考える上では、リターンを考えることよりも、まず、リスクを把握することが大事だという著者の主張に大いに賛成だ。
リスクを体感することの重要性
第246回
「ノマド」について私も一言いいたい
山崎 元
ダイヤモンド・オンラインでは、目下「ノマド」が熱く語られている。せっかくだから、私も参加したい。仕事の場所だけが自由な人を「ノマド1.0」とするなら、仕事の場所だけでなく組織にも縛られない人を「ノマド2.0」と分けて定義し、その意義を考える。
「ノマド」について私も一言いいたい
第241回
「相場観」という言葉のあれこれ
山崎 元
運用会社、証券会社、銀行でも市場部門など、マーケットに関わる仕事では「相場観」という言葉が頻繁に登場する。この世界では「相場観の一つも語ることができないヤツは、一人前ではない」とされている。
「相場観」という言葉のあれこれ
第245回
バブルと金融政策の関係を整理する(下)「質の悪い信用拡大」を少しでも抑え込むには
山崎 元
前回も指摘した通り、バブル形成においては「質の悪い信用拡大」が十分条件となる。その場合に、バブルの害を少しでも抑え込むための金融政策は、どんなものであるべきか。バブルと金融政策について、「4つの改善の方向性」を考えよう。
バブルと金融政策の関係を整理する(下)「質の悪い信用拡大」を少しでも抑え込むには
第240回
運用期間で運用方法は異なるのか?
山崎 元
運用のプロあるいは証券マン(注:証券マンは運用のプロではありません!)は、素人投資家を励ます際に、「プロは毎期毎期の決算を気にしなければならないが、素人はこれを気にしなくていいので、運用の条件は、素人のほうが有利だ」としばしば言う。
運用期間で運用方法は異なるのか?
第244回
バブルと金融政策の関係を整理する(上)これ以上の金融緩和は本当に避けるべきか
山崎 元
日本で金融緩和の是非が問われている。日銀は将来のバブルを避けるために、これ以上の金融緩和を避けるべきなのだろうか。バブル期に起きた「質の悪い信用拡大」を振り返りながら、それが金融政策とどう関係するのか、徹底検証したい。
バブルと金融政策の関係を整理する(上)これ以上の金融緩和は本当に避けるべきか
第239回
野村と山一の長所と短所
山崎 元
証券会社は、個人の資金運用にも、企業の資金調達にも、重要な役割を果たしている。このことに、疑いの余地はない。
野村と山一の長所と短所
第243回
消費税と社会保障は総選挙で民意を問え
山崎 元
消化試合に見えた国会が、急に緊迫してきた。自公以外の野党が野田内閣に対して不信任案を提出し、自民党も進退を決める最大の勝負どころを迎えている。五輪が熱を帯びるなか、ルールも審判も未熟なローカル・ゲームは、どう転ぶのか。
消費税と社会保障は総選挙で民意を問え
第238回
エコノミストのキャリアパス
山崎 元
「日本経済新聞」(7月24日朝刊)に「エコノミスト、一流への道」と題して、民間の著名エコノミストの経歴をまとめた記事が載っていた。
エコノミストのキャリアパス
第242回
日本経済を活性化し、もっと楽しくするための処方箋
山崎 元
猛暑かつ五輪期間中ではあるが、日本経済が、せめてもう少し活力を増すような方策はないかを考えてみたい。筆者は、個人が組織で「飼い殺し」にされ、チャレンジが行なわれないことが、日本を停滞させつまらなくしている原因だと思う。
日本経済を活性化し、もっと楽しくするための処方箋
第237回
テクニカル分析を攻撃する論理
山崎 元
バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』(井出正介訳、日本経済新聞出版社)は、内容の一部に重大な間違いを含む(と筆者は思う)が、投資家が繰り返し読むに値する名著だ。
テクニカル分析を攻撃する論理
第241回
「オスプレイ」は何が本当の問題なのか?
山崎 元
米軍の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」12機が、山口県の米軍岩国基地に到着した。安全性に対する政府の説明に疑問が募り、世論が紛糾するなか、筆者は森本防衛相の対応に期待したい。オスプレイ問題の本質は、どこにあるのだろうか。
「オスプレイ」は何が本当の問題なのか?
第236回
「買ってもいい」運用商品全リスト
山崎 元
個人投資家に「買ってもいい」と言える運用商品は少ない。(1)運用の中身のわからない商品、(2)実質的な手数料のわからない商品、(3)同類の商品よりも手数料がはっきり高い商品は、金融論的にも実践的にも「明らかに買えない」し、投資家は「検討する必要さえない」。
「買ってもいい」運用商品全リスト
第235回
低金利下の我慢比べを競う債券運用
山崎 元
ある企業年金の運用担当者とお話しする機会があった。彼は、「国債利回りの上昇リスク」について大いに心配していた。利回りが1%上昇すると、現在の年金基金の債券運用ポートフォリオでは、おおむね5%以上値下がりする。国内債に4割以上投資する彼の基金でこうなると「痛い」と言う。
低金利下の我慢比べを競う債券運用
第240回
「休眠預金」は預金者に返せ
山崎 元
消費増税の増税分ほど金額は大きくないが、利益誘導に熱心な人々が「盗みやすい」と目をつけたであろう財源がある。それは「休眠預金」だ。成長ファイナンス推進会議が唱える霞ヶ関風のスキームからは、シロアリが動く気配を感じる。
「休眠預金」は預金者に返せ
第239回
「年収が1.5倍にアップする転職ノウハウ」を読み解く
山崎 元
『週刊ダイヤモンド』最新号の「給料と仕事」特集を読んで、年収がアップする転職の条件について考えた。転職で成功するにはどうしたらいいのか。転職を12回経験している筆者から、その「考え方」と「ノウハウ」をいくつか述べたい。
「年収が1.5倍にアップする転職ノウハウ」を読み解く
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