
山崎 元
第229回
現在、医師の処方箋を調剤薬局を併設するドラッグストアに持ち込むと、薬品購入者の自己負担分について、ポイントが付与される場合がある。厚労省は、これを10月から禁止する方針を打ち出した。果たして正しい判断なのだろうか。

第223回
機関投資家はもちろんだが、個人投資家であっても、お金の運用に取り組む際に情報が重要だ。これらのいわば生の情報がどのような意味を持っているのかを解釈するためには、過去のデータとそれを分析するための仕組みが必要だ。

第228回
東京証券取引所が、リアルタイムの株価情報を現在よりも大幅にオープンにする方針を打ち出した。実現すれば「20分遅れの壁」がなくなるのだ。これはどれほど価値のあることなのか。そして、誰が得をして誰が損をするのか。

第222回
あるメディアから「AIJ投資顧問の社長は、損が出ているのに、どうして投機的な運用をしたのか」と質問された――。

第227回
年金の行方や運用における資産の価値など、現在日本の家庭が抱える不安は大きい。「鉄板!生活」を送る方法はないものだろうか。マネー・プランニングの基本は、当たり前のことを当たり前にやること。筆者の考えを述べたい。

第221回
金融マンの会話や彼らの業界誌でよく見聞きするのが「アフターフォロー」という言葉。投資信託と生命保険についての文脈であることが多い。

第226回
野党から集中砲火を浴びる田中直紀防衛相と、カンボジアのマラソン五輪代表となった芸人の猫ひろし氏。2人とも「場違い」な存在ではあるが、その姿からは、ビジネスパーソンも見習うべき「職業人生戦略」が見えてくる。

第220回
お金の運用にあって、いわゆる「口コミ」による情報は、大きな影響を及ぼすことがある。

第225回
消費税率引き上げを巡る動きが、いよいよ大詰めを迎えている。民主党の対応は、相変わらず田舎芝居だ。それでも、増税が決まる公算は大きい。決定を前に、現段階における「まあまあの落とし所」を考えてみたい。

第219回
マネー誌「ダイヤモンドZAi」から、アクティブ運用対インデックス運用というテーマで対談をしてほしいという依頼が舞い込んだ。対談の相手は、レオス・キャピタルワークスのCIOで、アクティブ運用者として有名な藤野英人さんだ。

第224回
以前、本連載で書いた記事「橋下徹氏が手に入れたベーシックインカムという新兵器」は、多くの反響を呼んだ。今回はその続編として、ベーシックインカムの理解に当たって重要なポイントを、詳しく検証したい。

第218回
主に企業年金を運用していたAIJ投資顧問が、顧客から預かった運用資産約2000億円の9割方を失っていたことが発覚した。詳細はまだわからないが、運用実績に関する虚偽報告により、同社は運用会社としての登録を取り消された。

第223回
『週刊ダイヤモンド』3月17日号の特集「銀行・証券 終わらざる危機」を読んで、考えた。深刻な課題を抱える金融業界の人気は、以前ほど高くない。それでも金融マンになりたい若者は、どんな考え方でキャリアを積むべきか。

第217回
大阪の知事・市長ダブル選挙で圧勝した橋下徹氏が率いる大阪維新の会が発表した基本政策の中に、「掛け捨ての年金」という構想があり、注目を集めた。

第222回
AIJ投資顧問による年金資産消失事件をきっかけに、年金運用に潜むリスクに対して巷の関心が集まっている。それでは、こうした状況を抱えている基金は、一体どうしたらいいのか。仮にあなたが年金基金の責任者だとしたら、どう考えて、何をすべきだろうか。

第216回
株価指数には、現在、三つの機能がある。第1に株式市場の状態を表す統計指標、第2に資産運用の対象としての機能。第3の機能は、先物やオプションなどデリバティブ(金融派生商品)の原資産としての役割だ。

第221回
主に年金資金を運用するAIJ投資顧問が、約2000億円の顧客運用資産の約9割を失っていたことが明るみに出た。同社の違法性は高いが、今回損失を出した年金基金などの関係者も、プロとしてのリスク意識が欠けていたことを自覚する必要がある。

第215回
首都圏で地震が発生する確率が何年で何パーセントといった推計が発表されている。筆者は「地震のリスクを意識したお金の運用」といった取材をよく受ける。

第220回
橋下徹氏率いる維新の会が、「維新八策」を発表した。その中の一つである「ベーシックインカム」は、橋本氏の強力な新兵器になるにちがいない。なぜ新兵器となりうるのか、その理由を論じてみよう。

第214回
金融業界にとって最も恐ろしい本『年金15万円のゴージャス生活』が現れた。著者は関西で経理マンとして定年までサラリーマンを勤め上げた方だが、ご夫婦で月15万円の年金で暮らし、この中から毎月1万円を貯金しているという。
