山崎 元

山崎 元

経済評論家

やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。

第145回
アクティブ運用者の仕事の中身
山崎 元
前々回の本連載で、「インデックス運用よりもアクティブ運用のほうがずっと楽だ」と書いたところ、複数の読者から「アクティブ運用のファンドマネジャーは何をしているのか」と質問があった。
アクティブ運用者の仕事の中身
第147回
振興銀行破綻、竹中平蔵氏には責任があるか
山崎 元
振興銀破綻は、後から振り返ると、日本の金融の「市場化」を大きく1歩進める出来事かもしれない。市場原理を重んじる竹中平蔵氏が、そこまで先を読んで同行の設立を認可したと考えるのは穿ちすぎだろうが、いろいろなことを考えさせる今回の破綻劇だ。
振興銀行破綻、竹中平蔵氏には責任があるか
第144回
リスク回避の高まりは何をもたらすのか
山崎 元
米国の、米国株で運用する投資信託は、8月半ばまで16週連続で資金が流出している。一方、米国の長期金利は2%台半ばまで低下し、社債など国債以外の債券も利回りは低下傾向にある。大きな原因の一つとして、米国投資家のリスク回避傾向が挙げられている。
リスク回避の高まりは何をもたらすのか
第146回
ミセス・ワタナベはザ・セイホを超えられるか?
山崎 元
日本の個人投機家の通称である「ミセス・ワタナベ」は、集団として、米ドルの買い持ちポジションを持つ傾向があるという。実際、現時点では菅首相や白川日銀総裁よりも結果として円高対策に力を発揮している。
ミセス・ワタナベはザ・セイホを超えられるか?
第143回
“仕事”としてのインデックス運用
山崎 元
先日、インデックス・ファンドを運用している友人に会ったので、日々の運用について、主にTOPIX(東証株価指数)連動のファンドを念頭に置いてあれこれ聞いてみた。インデックス運用をめぐる事情は、過去10年くらいの間に少なからず変化した。
“仕事”としてのインデックス運用
第145回
戦え、代表選!今さら「トロイカ」でもあるまい
山崎 元
小沢一郎氏が、民主党代表選への出馬を改めて表明した。筆者は、代表選が行われること自体は望ましいことだと思う。しかし、本来なら小沢氏と菅氏の両氏を徹底的に批判するような第三の候補が出てもいいはずだ。骨のある人材の不在は、今回の代表選の最大の不安材料だ。
戦え、代表選!今さら「トロイカ」でもあるまい
第142回
割安なREITの二つの意味
山崎 元
不動産投資は資産運用の有力な一分野だ。株式投資やFXを長くやって大ガネ持ちになったという人は、あまり見かけないが、不動産による大ガネ持ちは少なくない。
割安なREITの二つの意味
第144回
「解雇解禁」特集号で大事な3つの論点
山崎 元
今週の『週刊ダイヤモンド』の特集は、「解雇解禁」だ。筆者も、正社員の解雇規制緩和には賛成だ。しかし予想の問題として、解雇規制緩和は当面実行されそうにない。本稿では、特集中、識者のインタビューに登場する3つの論点について補足的な意見を述べておきたい。
「解雇解禁」特集号で大事な3つの論点
第141回
投資教育はNHK教育テレビでやりたい!
山崎 元
獨協大学で筆者が担当する「金融資産運用論」の春学期試験で学生が最も多く選んだテーマは日本の投資教育だったが、答案を読んでいて意外な点が二つあった。おカネ儲けを教育の対象にすることに抵抗感を示していること。投資を自分のためではなく「日本の経済を活性化」のためだという答えがあった。
投資教育はNHK教育テレビでやりたい!
第143回
小泉「構造改革」の正しい評価が必要だ
山崎 元
前回の参院選から敢えて目立った民意を拾うと、「小泉路線の再評価」ではないだろうか。確かに「構造改革」の総括は重要だ。では、事実認識の問題として、小泉「構造改革」はどの程度実行されたのか。
小泉「構造改革」の正しい評価が必要だ
第142回
夏休みに考えるキャリアプランニングとマネープラン共通のコツ「三箇条」
山崎 元
マネープランとキャリアプランニングには共通の落とし穴がある。多くの人が陥りやすい普遍的なものであり、それらを避けることが、2つの分野で上手くやっていくためのコツだ。些か大げさで気が引けるが、「三箇条」としてご報告しよう。
夏休みに考えるキャリアプランニングとマネープラン共通のコツ「三箇条」
第140回
経験者の話は話半分に聞け!
山崎 元
たとえば、1年以上FXを続けている人を集め、通算の損益を申告してもらったとすると、全員が正直かつ正確に成績を教えてくれたとしても、「FXは儲かるものなのか?」という判断を下すためのデータとしては偏りがある。
経験者の話は話半分に聞け!
第141回
覇気のない菅首相に退陣を進言する
山崎 元
菅直人首相が冴えない。覇気のない首相の弊害が最も端的に表れているのは来年度予算だ。予算に対する政治の関わりについては、自民党政権よりも、民主党政権の現状は後退していると言わざるを得ない。
覇気のない菅首相に退陣を進言する
第139回
金銭損得の絶対感覚
山崎 元
おカネの世界では、時間の経過に対して絶えず金利という値段が付いていて、これを意識しないと金利の水準や資金の日数で損をしうるという感覚は重要だ。こういう感覚があれば、比較的不利な金融商品を選ばずに済む。
金銭損得の絶対感覚
第140回
みんなの党は公務員人事制度改革を最優先で成果を出せ
山崎 元
みんなの党はアジェンダの党だ、と渡辺代表は言う。アジェンダ実現のために、次の臨時国会に複数法案を議員立法で提出する構えを見せていることは、正攻法だし、公約に沿っているから、これはいい。問題は、何を優先させて実現しようとするかだ。
みんなの党は公務員人事制度改革を最優先で成果を出せ
第138回
金融資産運用論の試験問題
山崎 元
今年の春から獨協大学で学部の学生向けに「金融資産運用論」と題する授業を担当している。そろそろ試験を行って成績評価をしなければならない。授業で述べたことがどれくらい伝わったのか、自分をテストするような心境だ。
金融資産運用論の試験問題
第137回
陽気な成果主義と陰気な成果主義の現状
山崎 元
過去に本欄でも取り上げたが、「成果主義」を名乗る報酬制度には二つのタイプがある。「陽気な成果主義」と「陰気な成果主義」だ。
陽気な成果主義と陰気な成果主義の現状
第139回
民主党は「原口首相」で出直してはどうか
山崎 元
参院選から1週間が過ぎ、政治的な関心は9月実施が予想される民主党代表選挙に移りつつある。菅代表が敗れる可能性は小さくない。筆者は原口一博総務相こそ適当な対立候補ではないかと思う。
民主党は「原口首相」で出直してはどうか
第138回
ビジネスパーソンの反面教師としての菅直人氏
山崎 元
菅氏はおそらく選挙敗北の弁を、企業の謝罪会見のようなものだとは捉えていないのだろう。しかし、有権者のNOは製品の不買運動と同じだ。会見で「猛省」を見せて、消費税問題をいったん白紙撤回し、財政支出のムダ削減とデフレ対策を先行させると宣言して出直すべきだった。
ビジネスパーソンの反面教師としての菅直人氏
第136回
なぜアクティブ運用が生き残っているのか?
山崎 元
ツイッターのやりとりを見ていたら、あるインデックス投資家の、公的・私的な年金資金の双方が多かれ少なかれインデックスで運用されている事実を考えてみてください、という問いかけがあった。
なぜアクティブ運用が生き残っているのか?
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養