佐々木繁範
高円宮妃久子さまのIOC総会お言葉に学ぶリーダーのスピーチ
格調の高さ、洗練された英語、美しい言葉遣い、そして気品のある話し方。高円宮妃久子さまが行った9月7日のIOC総会におけるスピーチは、伝統的かつ正統なスピーチの極みとも言えるものだった。本稿では、話し方と話しの中身の両面から人を動かすスピーチのポイントを見る。

安倍総理の所信表明演説に学ぶリーダーのスピーチ
総理大臣の国会演説は、政党を支持するか、政策に賛同できるか否かの視点から議論されがちです。しかし、政策面の議論を離れて、リーダーのメッセージ発信として効果的か否かという視点から見ると、さまざまな発見があります。

アメリカ大統領選挙に学ぶリーダーのスピーチ
オバマ勝利となったアメリカ大統領選挙。オバマ大統領が、投票日直前にCNNに寄稿した国民に向けたメッセージは、「人を動かす」ということを考えるうえで、日本のリーダーたちにとっても、きわめて興味深い内容だった。

第5回
心のこもった言葉の力で気持ちが動く、思いがつながる
話す内容が決まれば、あとは本番に向かって態勢を整えるだけ。前日までに用意すべきスピーチ原稿、リハーサルのポイントと、当日の壇上での心構えを紹介する。

第4回
聞きやすく、記憶に残りやすいメッセージの組み立て方
聴衆を引きつけ、最後まで飽きさせないようにするには、まず、耳で聞いてわかりやすいよう、構造を明快にしなければならない。加えて、冒頭で関心を引きつけ、共感を誘い、最後に記憶に定着させる工夫が必要となる。

第3回
要は何を言いたいのか?メッセージを絞り込む方法
スピーチの初心者にありがちな失敗は、知っていることをすべて盛り込もうとすることです。聴衆からみれば、何が言いたいのかわかりません。伝えるべきメッセージをいかに絞り込むかが、最初の関門です。

第2回
スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを解剖する
一般には、「スティーブ・ジョブズ=プレゼンの名手」と思われているが、スタンフォード大学卒業式のスピーチでは、ビジュアルに頼らず、語りの力だけで聴衆に感動を巻き起こした。その秘訣はどこにあったのか。

第1回
聴き手の心をわしづかみ直接語りかけることのパワー
聴衆が思わず引き込まれる講演やセミナーと、そうでないものの違いは何か。どんなにきれいなビジュアルをつくっても、身振り手振りを派手にしても、感動は生まれない。いま、語る力/スピーチ力の重要性が脚光を浴びつつある。

号外
日本一長い名前のお菓子、いよいよ発売!
7月12日、香川県さぬき市から、日本一長い名前(!?)の創作和菓子が発売される。お遍路さんの「四国霊場八十八ヵ所」にちなんだ、八十八文字の名前だ。

第10回(最終回)
「心に火をつける」ことができれば何があっても乗り越えられる
試行錯誤の内幕をセキララに紹介した「さぬき市のドタバタ町おこし」も、いよいよ最終回。プロジェクトを通じて悟ったのは、「自分の心に火をつけることこそが、人の心に火をつける着火剤」だということだった。

第9回
「さぬき市5万人を変えるきっかけをつくりたかった」
今回の「さぬき町おこしプロジェクト」は、十河会長の強い危機感から始まった。そこには、不満が出ようが泥まみれになろうが、自分たちの手で商品開発に取り組み、全国で戦える力をつけてほしいという、強い願いがあった。

第8回
まさかのドンブリ勘定が発覚。発売目前、コスト見直しの大号令!
商品開発もほぼ目処がつき、あとは発売日を待つばかりのはずが、思わぬ事態が発覚。原価がかかりすぎて、このままでは利益が出ない!てんやわんやのコスト見直し作戦が始まった。

第7回
中身はともあれ「目立てばいい」土産物の古い常識を変えるには?
紆余曲折の末、ようやく土産菓子の方向性が見えてきた。しかし、中身ができて終わり、ではない。ネーミング、パッケージ、販促プラン…ここでまた、「地方の現実」に直面。ドタバタ町おこしの試行錯誤は続く。

第6回
前回の凡庸な試作品とは雲泥の差!「やれば、できたじゃないですか」
やる気なし当事者意識なし、袋叩きで始まった町おこしプロジェクト。最初の試作品は散々なものだったが、ようやく希望の兆しが…。指南役の登場により、菓子事業者の試作品づくりにも熱が入る。そして迎えたリベンジの日。試作品検討会には、「さぬきらしさ」にあふれたユニークな作品が次々と登場した。人はここまで変われるものなのか――。

第5回
お遍路を回りながら、自分自身の至らなさに気づく
お遍路にまつわるお菓子をつくるため、実際に八十八ヵ寺を実際の足で回ってみることにした。作法に従ってお参りを続け、「一切空」の教えを噛み締めていると、少しずつ心の有り様が変わってくる。お遍路を通じて一番変わったのは、自分自身だった。

第4回
初めての試作品を見て、あぜん。あまりにも芸がなさすぎる……
初会合では総すかんを食らったものの、「上がり三ヵ寺」をテーマにした土産菓子開発に向けて、ひとまずプロジェクトは走り出した。そして初めての試作品お披露目の日。ところが……どれも何の変哲もない、ただの「まんじゅう」。全国で通用する菓子どころではなかった。ダメ出しをされた方も、不満を噴出させる!

第3回
感情的な発言がヒートアップ!袋叩きで終わった初会合
初会合の日。関係者一同が集まり、商品開発のテーマを話し合う。ところが、議論は敵意むき出しの感情的な応酬にエスカレート! 収拾のつかない状態で終わった。さて、心の溝が埋まる日は来るのだろうか。

第2回
いまさら面倒、やるだけ無駄…当事者意識ゼロ。「これが、地方の現実なんです」
全国に通用するような土産品を開発する…プロジェクトを引き受けたものの、関係者たちを訪ねると、やる気も当事者意識もまったく見られなかった。高齢化、町おこし疲れ…そこに厳しい地方の現実があった。

第1回
うどんブームに乗れなかった過疎の町が、まんじゅうで町おこし?!
さぬき市はうどんの本場ではない。四国霊場八十八ヵ所巡の上がり三ヵ寺があるのに、これといった名産品もない。人口も減少の一途で、今や3人に1人がお年寄り。衰退の道を辿るさぬき市で、町おこしプロジェクトが立ち上がった。
