
2019.2.12
数カ月内にドル円再浮揚の目 基本は売り場、買いは短期のみ
米国は景気拡大の終盤にあり、株価が調整色を見せ、ドル円も今後2年は下降サイクルとの見立てから、昨年後半以降、株やドルの買いポジションの削減を推奨した。ただ、今後数ヵ月は、相場がいったん持ち直しやすいとみる。
楽天証券グローバルマクロ・アドバイザー TTR代表
2019.2.12
米国は景気拡大の終盤にあり、株価が調整色を見せ、ドル円も今後2年は下降サイクルとの見立てから、昨年後半以降、株やドルの買いポジションの削減を推奨した。ただ、今後数ヵ月は、相場がいったん持ち直しやすいとみる。
2019.1.15
年末年始にドル円も株価も急落した。米景気が陰ると、日本は株安と円高の同時進行でことさらに苦しむ。円での株式や外貨資産へのリスク投資は、好況時の株高・円安(外貨高)で全て良く、不況時の株安・円高でほぼ全滅する。それだけに、市場の変節…
2018.12.3
ドル円相場は、今年早くに急落し、後半に持ち直した。ただし、米国で景気堅調を背景に金利が上昇しても、1ドル=110~115円を上値めどと想定してきた。上昇サイクルは終盤戦に入りつつある。今後1~2年では90円台を視野に入れている。
2018.11.5
景気もドル相場も上り坂の終盤。「まだ上がる」と相場の上澄みを狙う短期ドル買いは今でも可能だ。しかし、堅実な投資家には相場格言「まだ」は「もう」なりと言いたい。
2018.10.9
ドル相場の上り坂は終盤とみる。トランプ財政で来年まで伸長されつつあるが、道は次第に細り、切り立ち、足を踏み外しそうなリスクもチラホラ。短期投資ならまだ押し目買いに妙味を見いだせるが、中長期投資なら既保有分の売り場も考え始めたい。
2018.9.10
かく乱的とされがちな為替変動には、実は基本ロジックに沿う美しさがある。ただし、国と国の格差、短・中・長期で異なる主な動因の重層を読む分析は少々面倒だ。専門家の視点もさまざまで雑多な情報が溢れ、為替はかく乱的との心証が広まってきた。…
2018.8.6
金利上昇と株価がけん制し合う米景気終盤は、ドル相場も単純に上値を追えない。専門家の解説も小刻みな相場を追認して変転しやすくなる。
2018.7.9
米経済成長は今年も来年も2%台後半と堅調で、利上げは今年さらに2回、来年も2~3回行われ、政策金利は3%に至る公算だ。FOMC(米連邦公開市場委員会)委員が考える中立金利水準もほぼ3%が中央値。
2018.6.11
相場には攻め時がある。ドル円では、2012年暮れ~13年の安倍相場初期が四半世紀に1度級の攻め時だった。このときドル円は75~80円で、15年には125円台へ上伸した。一方、足元のように腰を据えて臨みにくい局面も巡ってくる。ドル、ユーロ、新興国・…
2018.5.14
2国間金利差が為替レート決定に関わることは経済理論からも説明できる。ドル円は、日本の金利が長年0%近傍のため、米金利だけで説明できる展開が多かった。ドル円は主に米好況下の金利上昇時に上向きやすいと認識される。
2018.4.9
円高はどこまでいくか。昨今日本の企業や投資家から切実にこの直接的な質問が多い。その中でPPP(購買力平価)を引き合いに「100円あたりが落ち着きどころか」という問いがまた多い。実は、PPPは中短期相場を論じるにはなじまない。
2018.3.12
円安継続の鍵は1ドル=107円台確保と1ヵ月前に本欄で書いた。2月中旬に107円を割り込んだ時点で、ドル円の今年の予想を見直した。今後1、2ヵ月は105~100円に陥る可能性が高い。
2018.2.13
年明けから適温相場が軋んでいる。昨年中は、米欧景気が堅調な一方、低インフレのまま、低金利(債券高)と株高が続いた。米国以外の景況改善でその通貨が上昇する分ドル安となり、ドル建て取引の商品相場が底堅くなった。
2018.1.15
ここ数年、ドル円相場の方向性を読む最良の指針は米国経済の堅調さと案内している。2012~15年には米景気好調に日本銀行の異次元緩和が便乗する形で、ドル円は75~80円の水準から125円まで上昇した。
2017.12.4
今局面のドル円相場を読む鍵は、米景気の堅調さにある。2016年に米景気が減速したとき、日本銀行がマイナス金利導入という円安策を取ったが、ドル円は120円から100円割れへ急落した。このとき、円高の原因を日本の経常黒字拡大とする向きもあったが…
2017.11.6
来年のドル円相場は115~120円の上値を繰り返し突っ掛ける展開を予想する。今年はこれまで110円前後のレンジを上抜けできず、上方へと動き始める場面を辛抱強く待つことが多かった。この忍耐が報われる条件がそろったのはここ1、2カ月だ。米国・世…
2017.9.15
北朝鮮問題がきなくささを増している。有事の通貨の反応を、2001年9月11日の米同時多発テロ事件後の事例で考えよう。このとき、倒壊したビルには多くの金融機関があり、さまざまな金融・証券取引がまひした。
2017.8.7
世界経済のバランスが微妙に変化しつつある。米国では、トランプ政策のリフレ期待が減退し、個々の景気指標が予想外に軟調続きで、市場の利上げ期待も今年12月が50%以下、来年もほぼ1回へと後退した。しかし、米経済見通しの下方修正分を欧州や中…
2017.7.10
市場は変動シグナルが引き続きまちまちで手詰まり感が強い。世界の成長見通しはまずまずで、株式市場も堅調である。一方、インフレ率は低下し、原油価格は下落気味である。これを景気の先行きを楽観できない兆候とする指摘も散見される。ドル円は、…
2017.6.12
ドル円相場は5月後半以降、どの材料も決め手を欠き、110円近くで一進一退を続けた。ただし、米国の景気堅調を背景にした金利上昇がドル円の方向を決めるとの基本観は変わらない。米景気が今後どう浮揚し得るかは、減税など財政刺激策の規模とタイミ…
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