CAR and DRIVER
ドイツを代表する自動車メーカー、ダイムラーとBMWが「それぞれのカーシェアリングサービス、Car2GoとDriveNowを統合してサービス展開する」と発表したのは2019年2月。北米で「11億ドル(約1190億円)を投資し、2019年末までに90都市でカーシェアリングによるモビリティソリューションを提供する」と発表していた。

コペンGRスポーツはダイハツとトヨタの共同企画。精悍なルックスと専用の足回りを採用。シートはレカロ、アルミはBBS製販売はダイハツとトヨタ全店で行う。

今年のCESは主要国で5G(第5世代移動通信システム)サービスが開始される直前とあって、大容量高速通信が可能な5Gの利用を前提とした出展が目立った。すでに紹介したソニーとトヨタ以外で、重要な話題をまとめておこう。

新型は、ベストセラーカーのN-BOXをベースに開発された意欲作。魅力はプレーンな造形と優れた使い勝手、充実の安全・運転支援機構。小さな立役者が登場した。

1月7日、米国ラスベガスで開催されたCESで、トヨタが実験都市、Woven City(ウーブンシティ)の開発計画を発表した。実際に生活できる自動運転都市(コネクティッド・シティ)を、静岡県裾野市の東富士工場の跡地に2021年初頭に着工するプロジェクトだ。

“ホンダ車に精通した技術集団”が手掛けたコンプリートモデル、モデューロXにヴェゼルが登場した。専用エアロアイテムと入念セッティングの足回りで、意のままの走りを追求。ラインアップはツーリングとハイブリッド。ハイブリッドはFFと4WDが選べる。

1月に米国ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトリック・ショー)でソニーが独自に開発したEV、VISION-Sを発表し、大きな話題になった。もともとEVは自動車業界の垣根を取り払う存在になる、といわれてきた。家電を中心としたソニーなども、モーターの技術と資本力があれば十分にクルマが作れる、ということを証明する1台になった。

新型は1stモデル以上に“楽しさ無限大!”を目指して全面刷新。スタイリングは骨太になり、室内空間を拡大。全車に先進の安全・運転支援システム、スズキ・セーフティサポートを搭載した。パワーユニットは新開発の自然吸気(49ps)とターボ(64ps)の2種。ターボはアダプティブクルーズコントロールが標準だ。

百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)……日本でも有名なこれらの中国IT(情報通信)系企業は、さまざまな分野に投資している。その中心は自動車産業だ。

フランス生まれのコンパクトカー、トゥインゴがマイナーチェンジした。新型はハンサムマスクになり、7インチタッチスクリーンを新たに標準装備。価格は200万円を切る。

2019年11月に開催されたオートモビリティLAで、カルマ・オートモーティブが発売予定の新型車を発表した。カルマが発表したモデルは2台。カルマ・レベロGTSとSC2コンセプトだ。

「上質」をキーワードに開発されたマツダ2は、デミオを大幅に改良したコンパクトモデル。エンジンは1.5リットルのガソリンとディーゼル。上級グレードは本革シート標準。

2020年代の自動車産業界はどのような展開を見せるか――シンクタンクや調査会社が発表している予測を集めて分析してみると、最大の関心事はパワートレーンの行方だとわかる。ガソリン/ディーゼルの比率はどんどん下がり、BEV(バッテリー電気自動車)や外部から充電できるPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)の比率が増えるのか。それとも急激な変化はまだ訪れないのか。この点を探ってみた。

ニュースなクルマが登場した。“全面革新12thカローラ”である。カローラは日本のモータリゼーションを切り開き、世界のベストセラーに君臨する伝統モデル。新型はツーリングを名乗るワゴンと、“This is カローラ”のセダン、そしてひと足早くデビューしたHBのスポーツの3ボディ構成。TNGAプラットホームをはじめ先進メカニズムを満載し、フレッシュなスタイリングと走りで魅了する。

19年10月、ポルシェとボーイングが空飛ぶクルマの開発についての相互理解の同意書を交わした、というニュースが流れ、話題になった。この両社が目指すのは“プレミアムな都市型のエアモビリティ・マーケット”の可能性を探ること。空を使った交通の可能性、ユーザーがどのようにそれを利用するのか、などがテーマとなる。

プジョーのフラッグシップワゴンの2ndモデルが登場。新型はロー&ワイドなスポーティデザインで、足回りはしなやかなアクティブ仕様。2リットルディーゼルに試乗した。

首都高速道路は2019年12月10日、開通(12月19日・木曜日深夜2時)直前の3号渋谷線渋谷入り口(下り)の建設現場を公開した。渋谷線は都心環状線から用賀出入口を経て東名高速道路につながる主要道。都心部と東名を結ぶ路線だ。

コンパクトカーが面白くなってきた!! 新型4thフィットは、チャーミングなスタイルと、多彩なラインアップ、そして先進メカニズムでアピール。e:HEVを名乗るパワフルな2モーターハイブリッドを新採用し、全車に最新仕様のホンダセンシングを標準装備する。SUVイメージの“クロスター”もデビューした。

すべてを新開発した世界戦略コンパクトカー、ヤリスがベールを脱いだ。ヤリスはヴィッツの後継モデル。新型から世界統一名称で販売される。ハイブリッド機構は先進1.5リットル直3エンジン+モーター。プラットホームは最新TNGA。トヨタ初の駐車支援システムと右折時プリクラッシュセーフティを採用。発売は2020年2月を予定する。

いまやEV(電気自動車)は世界的なブームといっても過言ではないだろう。各自動車メーカーも新興企業も、EVの製造販売を目指す時代になった。その一方で、クルマの世界には根強いクラシックカーファンが存在する。
