CAR and DRIVER
世界戦略モデルのイメージはダイナミックでエレガントな雰囲気を発散する。都会派SUV、4thハリアーがデビュー。“スタイリッシュなクルマに乗りたい”そんなユーザーにうれしいフォルムで登場した。ラインアップは2.5L+モーターのハイブリッドと、2Lガソリンの構成。日本発売は6月の予定である。

世界の自動車市場はどうなるのか。新型コロナウイルス(COVID-19)による感染症世界的な感染拡大を受け、世界各国の研究機関や調査会社はさまざまな経済指標の予測を実施しているが、自動車も例外ではない。自動車産業は鉄鋼、非鉄金属、石油化学、電子部品、機械加工など産業の裾野が広く、各国または地域経済への影響が大きいためだ。最近発表された予測をいくつか紹介しよう。

NSXは時代の先端を走る。開発テーマは「世界第一級のスピード性能を持つ、快適に操れるスーパースポーツ」である。2ndモデルは、1エンジン+3モーター方式のスポーツハイブリッドSHAWD機構を搭載。システム出力は581ps、米国オハイオ州メアリズビルの専用工場で生産される。

5月9日、米国カリフォルニア州は1カ月以上続けていた外出自粛を一部解除し、非緊急ビジネス(生花店、書店、スポーツ用品店、自動車ディーラー)などの営業を再許可した。しかし自動車ディーラーはすでに在庫の山で悲鳴を上げ、再営業となってもすぐにクルマの売れ行きが伸びるとは考えられない状況だ。そもそも、ディーラーには新たにクルマを受け入れる場所がない。

AMG・A35・4マチックは、AMG35シリーズの端緒を切るモデル。今後、続々とボディラインアップが増える予定だ。「高次元のドライビングパフォーマンスを実現しつつ、快適性も損なわないよう開発」と、メーカーが説明するように、狙ったキャラクターはスポーツオールラウンダーである。

ドイツのエネルギー系シンクタンク、アゴラ・ヴェンデが2019年のEU(欧州連合)圏の発電方法別電力供給シェアを発表した。欧州では走行時のCO2(二酸化炭素)排出量を問題(CAFE規制)にしているのに対し、日本では発電時に発生するCO2 まで考慮した規制導入を検討している。クルマの電動化でCO2排出量削減するとともに、発電方法にも配慮する姿勢が必要だ。

WRC(世界ラリー選手権)のために生まれたファイター。高い実力を備えた4WDスポーツである。6月30日まで専用WEBサイトで予約受付中の1stエディションは、RZハイパフォーマンス(456万円)とRZ(396万円)の2グレード。

コロナウイルス騒ぎでは、思いがけない犯罪が起きた。4月1日、カリフォルニア州のビバリーヒルズで、SUVが盗まれたとの通報があった。警察が付近を捜索したところ、該当する車両を発見、停止させて車内を確認した。すると、車内に190ロール以上ものトイレットペーパーを入れたダンボール箱があった。

WRXの歴史は、1992年に登場しWRC(世界ラリー選手権)で大活躍した1stインプレッサに始まる。そのヒストリーは、四半世紀を超える。現在はSUBARUを代表するスポーツブランドに成長し、ニュルブルクリンク24時間レースでも輝かしい成績を収めている。

「コロナウイルス騒ぎのたったひとつのメリット」と米国で自虐的にいわれているものが、渋滞解消と澄んだ空気だ。全米の主要道路を走るクルマの量は、多くの州で外出禁止令が出された影響もあり、35~50%減少している、といわれる。アメリカの大手自動車保険会社であるオールステートが総額6億ドル(約653億円)もの保険料の返還を発表した。人々がクルマに乗らないので、事故などの発生率が低くなる、その分を契約者に還元しようというのだ。

昨秋の東京モーターショーで公開されたグランエースが販売開始。ボディは海外向け車両がベース。シート配置は3列と4列の2種。エンジンは2.8リットルディーゼルを積む。

新型コロナウイルスとの戦いで混迷が続く米国で、自動車博物館から明るいニュースが飛び込んできた。コロナウイルスで外出禁止、外出自粛が続く時期だからこそ実現できた博物館鑑賞スタイルともいえる。全米最大規模の自動車博物館、ピーターセン・オートモーティブ・ミュージアム(カリフォルニア州)からのニュースだ。同ミュージアムも当然ながら閉鎖しているが、その間オンラインでのミュージアムツアーを提供している。

3rdモデルはハイウェイスター/スタンダード/オーテックの個性豊かな3シリーズ構成。魅力は高い全高を生かした抜群のユーティリティ。室内長はクラストップ級の2200mm。後席はロングスライド機構付き。上級車のスライドドアには左右ともハンズフリー開閉機能を組み込む。全車マイルドハイブリッド仕様の、安全装備が充実した意欲作である。

新型コロナウイルスによる感染症・COVID-19が全世界で猛威をふるっている。米国の感染者は57万人(4月15日現在)を超えている。欧州ではイタリアとスペインを筆頭にドイツ、イギリス、フランスといった自動車産業を抱える国々で感染者が増えた。外出禁止または自粛のため工業生産はストップしている。

10thアコードがデビューした!!新型は全世界120以上の国と地域で愛され、累計販売台数2000万台を超えるワールドサルーンだ。日本発売モデルは2モーター・ハイブリッド。WLTCモード燃費は22.8km/リットルとハイレベル。装備品は本革シートをはじめとするラグジュアリー仕様になる。

中国のスタートアップ(新興)企業はIT(情報通信)やシェアリングサービスなどの分野で新しいビジネスを展開している。新興経済大国中国では現在でも“早い者勝ち”である。その好例は百度(バイドゥー)や阿里巴巴(アリババ)集団。一気にグローバル企業に成長した。自動車分野ではBEV(バッテリー電気自動車)専業の新興メーカーが育った。

2ndモデルはSUVイメージの“クロス”を新設定。背の高いボクシーボディの内側に広い室内と多彩なユーティリティを創造した意欲作。リアスライドドアの開口長は従来比95mmワイドな650mm、後席には320mmのロングスライド機構を装備する。パワートレーンは全車マイルドハイブリッド。安全装備がいっそう充実した。

「あおり運転」や「運転中のながらスマホ」などの危険行為が社会問題化し、道路交通法の改正が相次いでいる。ここ数カ月の動きを見てみよう。

ヤリスはヴィッツの後継モデルである。従来、ヴィッツはヤリスの名称でグローバル展開されていた。新型は日本でも世界統一名称に変更された。

EVのテスラは、カリフォルニア州でメルセデスCクラスやBMW3シリーズよりも売れている実態がわかった。これを当然と見るか、驚きと見るか……。
