CAR and DRIVER
2019年11月上旬、警察庁は20年の通常国会に“あおり運転をしたドライバーに対して、免許取り消し処分ができる法案を提出する方針を固めた。現在の法律は、あおり運転をしたドライバーの免許停止処分はできるが、免許取り消しまではできない。厳罰化することで、危険な行為だという理解を浸透させていく。

創業100年のシトロエンが送り出すSUV第2弾は、フランス車らしいエスプリ満載。魅力はオシャレな造形とカラーリングか。エンジンは1.2リットル直3(110ps)。

2019年10月、フランスのPSAグループ(プジョー/シトロエン)とイタリアのFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)が経営統合へ向けた交渉を進めている。両社はこのほど「対等合併を目指す方向で合意した」と発表した。実現すればトヨタ、VW(フォルクスワーゲン)、ルノー/日産/三菱に次ぐ巨大自動車グループになる。

ホンダと日立オートモティブシステムズ(以下、日立AMS)は2019年10月30日、ホンダ系部品メーカー3社の経営統合策を発表した。

“スポーツ”と“先進”の2枚看板を掲げて――、“INFINITI”から“NISSAN”にエンブレムが変わり、憧れの“スカG”が帰ってきた スポーツの代表はスカイライン史上最強の405ps・3リットルツインターボを搭載した400R。先進は、ハンズオフ走行を実現したプロパイロット2.0が標準のハイブリッドが牽引する。

12月1日、改正道路交通法が施行される。今後は、ながら運転に対する罰則が厳しくなる。ながら運転とは、主にスマートフォンなどを持ちながら、通話をしながら、メールを確認しながら、という行為を指す。

8thモデルとなるブランニュー911、992型が上陸した。新型は2WD/4WDとも全幅1852mmのグラマラスフォルム。カレラ4Sは450psを発揮する3リットル水平対向6気筒ツインターボをリアオーバーハングに搭載し、4輪を駆動する。パフォーマンスは、トップスピード306km/h、0→100km/h速3.4秒と圧倒的。新型は“伝統と革新”のまさにスーパーな911、マニア垂涎のマトである。

日本が“ながら運転対策”に厳罰化で臨むように、欧米でもこの問題は深刻だ。高速道路上にスマホゾーンを作り、停車して操作できるようにするなど、さまざまな対策をとっている。それでもスマホ操作ドライバーは、後を絶たない。

期待のCX-30の予約受注がスタートした。CX-30は取り回しに優れたサイズと、優れた走り、そして広々とした室内空間を追求した新世代モデル。新たなマツダのイメージイズリーダーだ。パワーユニット別に2リットルガソリン(156ps)と1.8リットルディーゼル(116ps)は10月24日に発売され、2リットルスカイアクティブXが2020年1月以降の発売スケジュールを予定する。

これはニュースだ!! カローラ・シリーズが変身した。新シリーズ構成はHBのスポーツと、ツーリングを名乗るワゴン、そして“This is カローラ”のセダンの3タイプになる。フロントは大胆マスク、サイズは全車3ナンバー規格。TNGAプラットホームをはじめ先進メカニズム満載、高い実用性がアピールポイントだ。

トヨタは9月27日、「SUBARU(スバル)への出資比率を現在の16.82%から20%へと引き上げ、持分法適用会社にする」と発表し、約800億円を追加出資する。同時にスバルは、トヨタからの追加出資額と同じ800億円を上限にトヨタ株を購入する予定。これでトヨタとスバルは「相互に株を持ち合う関係になる」。この結果、トヨタが株を相互に持ち合う自動車メーカーはマツダ、スズキと合わせて3社になる。

スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、「2019年のノーベル化学賞を米・ニューヨーク州立大学のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム卓越教授(77歳)、米・テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授(97歳)、旭化成の吉野彰名誉フェロー(71歳)の3氏に授与する」と発表した。スマートフォンなど家電製品や電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン2次電池(LiB)の開発で主導的な役割を果たし、人々の生活を変えるほどのインパクトをもたらした点が評価された受賞である。

ロングノーズと高性能パワーユニット。クルマの世界で――、“官能的”という言葉は、フェラーリのためにあるのではないか。視覚、聴覚など人間の感覚器官を刺激し、その欲望をそそる様子を指すのだから。812スーパーファストは6.5リットル・V12から驚異の800psを発生、最高速度は340km/hに達する。そこには異次元の世界がある。12スーパーファストはフェラーリのフラッグシップスポーツだ。パッケージングは、創業以来伝統のV12を搭載する2シーターFRクーペ。

いま、ガソリンエンジン開発の現場では水噴射という技術が注目されている。空気と燃料だけでなく、水を混ぜて燃やす方法だ。通常、ガソリンエンジンの混合気は空気とガソリンを重量比で14.7対1という割合で混ぜる。これは理論空燃比と呼ばれ、この割合で燃やすと空気中に含まれる酸素を使いきる。ここに水を噴射するのだが、燃費向上とノッキング防止という効果が確認されている。

日本が誇るミッドシップスーパースポーツの2ndモデルは、スーパーカー然としたキャラクターで登場した。スーパーな部分は姿形だけではない。メカニズム面でもスーパーぶりを主張する。

警察庁は9月、「自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準」を発表した。これは、自動運転技術を使って自律走行実験を行う際に、電気通信技術を使って実験車両に遠隔制御システムを搭載した車両(遠隔型自動運転システム搭載車)を対象にしたガイドラインだ。

日本が誇るスポーツカーの中で名車、いや、最高峰を選ぶなら、やはりモンスターと呼べるGT-Rがふさわしいと思う。R32~R34型のスカイラインGT-Rとは異なり、現行R35型GT-Rはデビュー当初からドライビングに緊張感がみなぎる存在だった。それは、圧倒的なエンジン出力(現状570ps/637Nm)に起因する。

カルロス・ゴーン元日産CEO(最高経営責任者)の逮捕以来、日産とルノーの関係が揺らいでいる。最大のテーマは、ルノーの筆頭株主、フランス政府が考えているルノーと日産の経営統合だ。

M2コンペティションは、スポーツ派ドライバー垂涎のマトだ。まずエンジンが特別である。従来のM2にはN55型エンジンが積まれていた。型式名は標準車と共通。専用開発ユニットではなかった。N55型はM製パーツが組み込まれた十分に活発なエンジンだったし、シャシーをはじめ車両の性能バランスは高水準。素晴らしく楽しいクルマだった。だが、スペシャル感が少し希薄だった。

ついにトヨタとスズキが資本提携を行った。8月28日の両社発表によると、トヨタはスズキに960億円を出資してスズキ株の4.94%を取得し、スズキはトヨタに480億円を出資してトヨタ株の0.2%を取得するという“株持ち合い”というかたちでの資本提携だ。
