CAR and DRIVER
米国トランプ政権がCAFE(企業別平均燃費)の緩和を打ち出して約1年が過ぎた。「前オバマ政権が決めた2025年までの規制目標、50mpg(約21.2km/リットル)を白紙撤回し、トランプ政権としてのCAFE規制目標のドラフト(原案)をまとめる」と宣言した。早ければ今年8月にも新しいドラフトが発表されるだろうという観測があったが、現時点ではまだ発表されていない。しかし、自動車メーカーの注目は来年の大統領選挙に集まっている。

いい雰囲気で登場した。すべてが新しいマツダ3はファストバックとセダンの2シリーズ構成。日本の伝統美“引き算の美学”を導入した造形と、新車両構造技術“スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー”が話題だ。速報はファーストインプレッションとライバル車の研究、スカイアクティブX仕様の欧州試乗レポートである。

8月8日~11日、英国の港町、ブリストルに欧州各国のMINIが大集合した。クルマのミーティングとしては世界最大規模といわれる、インターナショナルMINIミーティング(IMM)が開催されたのである。7月にはギリシャのアテネを出発してブリストルを目指す“ロード・トゥ・IMM19”(IMM会場を目指す4000kmのツアー)がスタート。ブリストル出身のアーティストがペイントした2台のクラシック・ミニが、このツアーを彩った。

オッ、キュート!!2nd・N-WGNが登場した。新型はフレンドリーな印象の丸型ライトの標準車と、9灯LEDライトのハンサムなカスタムの2シリーズ構成。全車に10種の機能をセットした安全・運転支援システム、ホンダセンシング標準。エンジンはNA(58ps)とターボ(64ps)から選べる。

トヨタが欧州で、初めて自動運転車の公道走行テストを開始する。トヨタは従来、日本と米国で自動運転車の公道走行テストを行ってきた。舞台を欧州にも拡大展開し、開発を進める。

誕生以来55年間、つねにトップスポーツカーの座に君臨し、その実力を世界に見せつけるし、その実力を世界に見せつける――ポルシェ911の魅力は、世界屈指の長い歴史に支えられながらも、伝統に甘んじず、最新のテクノロジーを積極的に取り入れ、スポーツカーシーンの先頭を走り続けてきた点にある。

1stモデル、すなわちユーノス・ロードスター(NA型)がそうであったように、この先も多くのユーザーに愛されるスポーツカー……それが、最新のマツダ・ロードスターだ。

ボクのゴルフ・ファン歴は長い。1stモデルが登場して以来のファンだ。1stモデルの姿はいまでも「最高だ」と思っている。中でも“ブラックビューティ”と呼ばれた、赤のアクセントが鮮やかな黒のGTIは、ずっとヒーローであり続けている。

次世代の高速大容量無線通信である第5世代移動通信システム(5G)の導入が間近に迫った。5G(周波数帯は3.6~6GHzと、28GHz)は、現在使われている4G(周波数帯は3.6GHz以下)通信に比べて通信速度が約10倍速くなり、送受信時に発生する遅延が約10分の1に減少する。高速・大容量通信、高い信頼性を備える5Gは、人、クルマ、会社、病院などが“つながる”時代に不可欠だ。

レクサスLCのコンセプトモデルLF―LCが初披露されたのは、2012年1月のデトロイト・ショーだった。ひと目で、美しさとエレガンスと斬新性を兼ね備えた姿に引きつけられた。デトロイトを訪れていた内外メディアの反応もすごく、プレスカンファレンスは立錐の余地もないほどだった。

フォルシア・グループのエレクトロニクス部門を担当するクラリオンは、7月8日、クラリオン本社で技術説明会を開催。その中で最も注目を集めた技術が、国内初披露の自動遠隔出庫(長距離呼び寄せ)システム(ロングレンジサモン)だった。

ボルボV60クロスカントリーは、新たなクロスオーバーモデル。日本車でいまや“空白地帯”になりつつあるステーションワゴンのジャンルに入るニューカマーだ。

6月の中国の自動車需要が12ヵ月連続で前年同月比マイナスになった。中国汽車工業協会(中汽工)のまとめによると、2019年上半期(1~6月)は1232万台、前年同期比12.4%の大幅減。このペースでは19年通年の自動車販売は2500万台を下回る。しかし、中国政府は自動車市場のテコ入れ策を何も発表していないからか。

BMW7シリーズがキドニーグリルを大幅に拡大して、マイナーチェンジした。フラッグシップとしての存在感を発揮すると同時に、走りは一段と洗練度が増した。

世の中はデジタルの時代。ならば、クルマのライセンスプレートだってこれからはデジタルで、という新しいアイデアを提供する企業が登場した。米国のリバイバー社だ。同社はIoT(インターネット・オブ・シング=モノをネットでつないでコネクテッド機器にする、という考え方)にクルマを組み込むため、ライセンスプレートに目をつけた。そして世界初のデジタルライセンスプレート、Rプレートを開発、昨年からカリフォルニアで実際に導入を開始した。

愛らしいスタイリングのクロスオーバー、500Xの最新型はフルLEDヘッドライトと、151ps/270Nmの新エンジンを採用。試乗車は上級のクロス仕様だ。

日本は電柱大国である。日本の首都である東京で、23区内の電線類地中化率は8%。率としてはこれが最高で、日本全体では2%以下だ。パリ、ロンドン、フランクフルトなど欧州の大都市は軒並み完全地中化されており、米国でもニューヨークやロサンゼルスは80%以上の地中化率だ。日本でも無電柱化の推進に関する法律が3年前に制定され、11月10日を無電柱化の日に定めた。電柱地中化は国策となったが、なかなか進んでいない。

このモデルからマツダの挑戦が始まる「マツダ3」がデビューした。ボディタイプはファストバックとセダン。エンジンは4種。新しいスカイアクティブXは10月発売予定。

トヨタとSUBARU(スバル)は6月、「中・大型乗用車用のBEV(バッテリー電気自動車)プラットホーム、およびCセグメントのSUVモデルBEVを共同開発することで合意した」と発表した。これまでスバルは独自でBEV開発を進めてきたが、今後はトヨタとの共同開発プロジェクトに一本化する。

新型8シリーズがデビューした。目指したのは優雅さ、先進性、そしてスピード。パワーユニットは4.4リットル・V8ツインターボ(530ps)、駆動方式は4WD、タイヤはファットな20インチ。0→100km/h加速は3.7秒でクリアする。とびきり美しく速い、BMW最上の2+2スーパークーペである。
