藤江直人
プロ生活23年目を迎えた中村俊輔。昨秋には「引退」の二文字が脳裏をかすめたが、ジュビロ磐田との契約を更新した。J1最年長になる今年、現役続行を決意した軌跡をたどると「師匠」と呼ぶレジェンドの引退がターニングポイントになっていた。

日本代表は惜しくも準優勝となったアジアカップ。ゴールマウスを守った権田修一は、決勝直前にポルティモネンセSC(ポルトガル)への完全移籍が発表されている。30歳になる直前に、レギュラーが約束されたサガン鳥栖をあえて飛び出した思いに迫った。

クラブ創設50周年を迎えた東京ヴェルディが、心強いパートナーの後押しを得た。ゲーム業界の風雲児、アカツキが今シーズンから株式を取得し、コーポレートパートナーとしてクラブの経営、運営、そして事業面で参画する。

青森山田の2年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた第97回全国高校サッカー選手権。平成最後の冬の王者戴冠を成就させた背景には「チームを一度、ぶち壊しました」と豪語する黒田剛監督の覚悟と決意、そして我慢があった。

レジェンド三浦知良の契約更新が、今月11日に所属する横浜FCから発表された。日本代表でともに戦った盟友たちが指導者を含めた新たな人生を歩み始めて久しい中で、2月26日には52歳になるカズが現役を続ける理由を探った。

セレッソ大阪の代表取締役社長に元日本代表のセレッソOB森島寛晃氏が就任した。現役時代は「日本で一番腰の低いJリーガー」と呼ばれ、誰からも愛された初代ミスターセレッソは、なぜ経営者として白羽の矢を立てられたのか。

今シーズンのJリーグMVPに、J1連覇の川崎フロンターレのMF家長昭博が初めて選出された。延べ9つ目の所属チーム・フロンターレで最も眩い輝きを放った32歳の苦労人が歩んできた、波瀾万丈に富んだサッカー人生を振り返った。

浦和レッズの12大会ぶり7度目の天皇杯制覇とともに、2018年の国内サッカーシーンが終幕を迎えた。天皇杯決勝戦で印象的だったのは、先発フル出場して、完封勝利に貢献した37歳の大ベテラン、阿部勇樹が試合終了直後に感極まらせた姿だ。

来シーズンのJ1を戦う最後の1枠を争うJ1参入プレーオフ決定戦が8日午後2時、J1・16位のジュビロ磐田とJ2・6位の東京ヴェルディでキックオフを迎える。ともにかつては黄金時代を築き上げながら、ジュビロはタイトルから、ヴェルディはJ1から遠ざかってきた。

J1でプレーする姿が世界中を驚かせたサガン鳥栖のフェルナンド・トーレス。神の子」と呼ばれた元スペイン代表のエースは、来シーズンもサガンでプレーすると明言。佐賀県鳥栖市を心から愛する34歳の素顔と、世界中で慕われる理由に迫った。

Jクラブの社長では、責任企業の出身者が大半を占めている中で、異彩を放つ一人がFC町田ゼルビアの大友健寿取締役社長だ。54人の社長の中で6番目に若い41歳であり、チームの起源となったFC町田でもプレーした稀有な経験を持つ。

新生日本代表11月シリーズで脚光を浴びたのは、身長197センチを誇るシュミット・ダニエルだ。日本サッカー界にようやく現れた、世界規格のゴールキーパーはどのようなサッカー人生を歩んできたのか。

J1連覇を達成した川崎フロンターレの中村憲剛が、優勝セレモニーの中で、光り輝くクリスタル・ガラス製の特製風呂桶を笑顔で掲げていた。これを見て「なぜ風呂桶だったのか」と不思議に思った人も少なくないはずだ。

川崎フロンターレが史上5チーム目となるJ1連覇を達成した。フロンターレひと筋16年間の38歳・MF中村憲剛が残してきた機知に富んだ言葉の数々に、遅れてJリーグに参戦したフロンターレが進化を遂げてきた理由が凝縮されている。

鹿島アントラーズの先勝を受けたAFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦が、日本時間11日午前零時にキックオフを迎える。悲願のアジア制覇へ向けて万全の心技体で臨むアントラーズが、常勝軍団と呼ばれるようになった理由を振り返った。

日本サッカー界を牽引してきた川口能活が、今シーズン限りで現役を引退することが所属するJ3のSC相模原から発表された。プロに入り四半世紀。6つのクラブのゴールマウスを守った43歳の波瀾万丈に富んだサッカー人生を振り返る。

J2降格、スポンサー撤退などの懸念もあるサガン鳥栖は、先月18日にサポーターミーティングを開いた。前回のミーティングは4連敗を喫する中で行われ怒号が飛び交ったが、今回は危機的状況にあるにもかかわらず、拍手喝采で終了となった。

YBCルヴァンカップ決勝が27日午後1時5分、キックオフを迎える。横浜F・マリノスと対戦する湘南ベルマーレの49歳の曹貴裁は、独自の育成メソッドを掲げ、それによってルーキーを含めた若手選手たちがはつらつと躍動してきた。

森保ジャパンが、FIFAランキング5位のウルグアイ代表に快勝した。白星をもぎ取る原動力となった若手選手は、新生日本代表の中にどのような「化学反応」を起こしているのか。長友佑都の視点と言葉から森保ジャパンの現在地を探った。

記録と記憶に残る職人・千葉ロッテの岡田幸文が、プロ野球界に別れを告げた。俊足と好守を武器に一軍へはい上がる一方、デビューから2501打席ホームランなし。これは岡田にとって決して不名誉な記録ではなく、いぶし銀の輝きを放っている。
