藤江直人
千葉ロッテマリーンズのレジェンド、福浦和也内野手が史上52人目の通算2000本安打を達成した。42歳9ヵ月での大台到達が2番目の年長記録ならば、ドラフト会議の最終指名選手による達成も、プロ野球の歴史上で初めての快挙だ。

コスタリカ代表に快勝し、順風満帆に船出した新生日本代表が力強い鼓動を奏で始めている。4年後のワールドカップ・カタール大会へ向けて、25歳の遠藤航の言葉から、新たな世代の覚悟と決意を追った。

新生日本代表がコスタリカ戦で3‐0と快勝した。活躍したのは、前線で先発として抜擢された20歳の堂安律、23歳の南野拓実、そして24歳の中島翔哉だ。世代交代の旗手となる「若手三銃士」の素顔と、3人を輝かせた森保監督の采配を追った。

北海道大地震の発生を受けて、7日のチリとの初陣が中止となった新生日本代表。11日のコスタリカ戦に臨む森保ジャパンの顔ぶれは、西野ジャパンから一新され、23人の平均年齢もちょうど3歳若返った。森保一新監督のチーム作りの意図を紐解く。

Jリーグの歴史で初めての光景が生まれた。8月26日の横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸戦で、ヴィッセルが6人の外国籍選手を同時に起用したのだ。ベンチ入りできる外国籍選手の上限が3人の中、前例のないケースはなぜ生まれたのか。

21世紀生まれ唯一のJリーガー久保建英が、FC東京から横浜F・マリノスへ期限付きで移籍した。14歳から所属し、16歳でプロ契約を結んだFC東京をあえて飛び出したのはなぜなのか。2年後の東京五輪出場も期待されるホープの決断を追った。

本田圭佑が、メルボルン・ビクトリーFCへの移籍を決めるとともに、カンボジア代表の実質的な監督にも就任して世界中を仰天させた。現役選手と、アジアの中でも弱小国カンボジア代表の監督との「二足の草鞋」を果たして履けるのか。

名ディフェンダー松田直樹さんが34歳で急死して7年の歳月が過ぎた。最後の所属チーム松本山雅FCは今年、命日前後に行われたリーグ戦で初めて白星を天国へ捧げた。日本代表としても活躍した松田さんは、日本サッカー界に何を伝えたのか。

宮本恒靖がガンバ大阪のトップチーム監督に就任した。ガンバ大阪U-23監督として、英才教育を施してきた20歳の高宇洋をボランチに大抜擢するなど、早くも独自のカラーをすでに前面に押し出しながら、J1残留へ向けてタクトを振っている。

日本代表の新監督に、2年後の東京五輪に臨む男子代表を率いる森保一監督が就任することが決まった。トルシエ氏以来となる兼任監督は2つカテゴリーを率いていく上での決意を2つの単語に集約させた。それは「覚悟」と「感謝」だ。

イニエスタが早くも眩い存在感を放っている。7月22日の湘南ベルマーレとの対戦では完敗を喫したが、ホームのノエビアスタジアム神戸で見せた一挙手一投足を介して、チームメイトだけでなく対峙したベルマーレにもさまざまな魔法をかけた。

J1サガン鳥栖へ加入した元スペイン代表のF・トーレスが22日、デビューする。「エル・ニーニョ(神の子)」の愛称で親しまれるストライカーは、なぜサガン鳥栖を選んだのか。舞台裏を探ると、サガン鳥栖の竹原稔社長の存在が浮かび上がる。

乾貴士がFIFAが選ぶロシアW杯で「サプライズを与えた5人」に選出された。小柄なドリブラーは、30歳を超えてなぜ大ブレークしたのか。波乱万丈のサッカー人生を振り返った時に、乾が常に追い求めてきたあるキーワードが浮かび上がってくる。

日本代表の西野朗監督の後任をめぐる報道がかまびすしさを増している。現在では西野ジャパンでコーチを務めた、森保一氏が最有力候補に浮上している。4年後のカタール大会へ今大会の教訓を紡ぐためのベストな人選とはどのようなものなのか?

長谷部誠が代表引退表明。偉大な背中を間近で見続けてきた29歳の吉田麻也は、長谷部に言及した際に号泣。5人の日本代表監督から厚い信頼を寄せられてきたレジェンドが残した魂のバトンを、センターバック・吉田が受け継いでいく。

西野ジャパンはベルギー代表との対決で、リードを奪いながら猛反撃を食らい、アディショナルタイムに悪夢の逆転ゴールを奪われた。ほんのわずかに映るようで実は大きな「差」が、日本サッカー界をさらに前進させていく糧になる。

W杯ロシア大会で、グループリーグ突破を果たした日本代表が3日午前3時、ベルギー代表との決勝トーナメント1回戦に臨む。ポーランド戦の采配が全世界で賛否両論を巻き起こしている西野朗監督は、ベスト8以降の舞台へ向けて一世一代の采配を振るう。

28日、ポーランド代表とのグループリーグ最終戦に挑む。異彩を放つのが、先発メンバーで唯一の国内組となるセンターバックの昌子源だ。アントラーズのディフェンスリーダーを託されて5年目。W杯での活躍で世界からも熱い視線を浴びている。

セネガル代表と2‐2で引き分けた西野ジャパンの心臓として、攻守両面で力強い鼓動を奏でたのは柴崎岳。正確無比なパス、幅広い視野、豊富な運動量と球際における激しい闘志を存分に披露し、日本代表の“皇帝”の称号を得ようとしている。

日本代表が日本時間25日午前0時、セネガル代表との第2戦に臨む。欧州最強ストライカー・FWサディオ・マネを筆頭に、突出した強さを見せるダークホースをいかにして封じ込めるか。マネの元チームメイトのDF吉田麻也の経験が日本の武器になる。
