あきらめないリーダーがいて、力強い結束力が生まれる

 【共通の目標】【やらないこと】【信頼関係】【助け合えるフォーメーション】の「結束力を高める4本の柱」を、リーダーは常に意識しながら、現状で、どこが足りないか、どこをもっと高めていくべきかを考えながら、結束力を高めていくことになります。

 バラバラな状態から、一足飛びに結束力が高まり、「戦えるチーム」になることはありません。そこには、基本となる結束力の3段階をクリアしながら、リーダーとメンバーの真剣な働きかけが必要不可欠なのです。その働きかけを維持するためには、「結束力を高める4本の柱」を注意深く見つめ、チームの成長を確認することが大切です。

 強い結束力を発揮する「戦えるチーム」には、必ず「あきらめないリーダー」がいます。4本の柱を据えて取り組むリーダーの強い気持ちが、チーム内にはっきり示されていると、メンバーも信頼し合って結束力を発揮します。

 あきらめないリーダーがいて、メンバーの「一人でやらない行動」が浸透していること。そこから、力強い結束力が生まれます。

 目標の達成のために、最善の方法を取り続け、戦い続けられるチームは、あきらめないのです。「もう一度、やりましょう!」「まだまだ!粘ろうじゃないか」と、メンバーから声が上がります。そして新たな発想、新たな行動、新たな一歩を踏み出すのです。そうした結束から生まれるチームの力の基礎となるのが、「結束力を高める4本の柱」です。

 一時的に、この4本の柱によって、いい状態が生まれたとしても、人事異動、市場環境の変化などによって、メンバーの入れ替わりや、思わぬ挫折を味わうこともあるでしょう。

 これまでにも、目標達成まであと一歩のところで、結束力が乱れ、自滅していったチームはたくさんあります。しかし、あきらめることはありません。結束力を維持していく工夫は、それに値する結果を約束してくれます。ぜひ、みなさんも、日々の活動の中で、結束力を維持する行動をしていただきたいと思います。

 そのために、次回から、「結束力を高める4本の柱」をどうやって築き、維持し、高めていくための方法を紹介します。

【新刊のご案内】
『結束力の強化書
バラバラな職場を一つにまとめ、結果を出す!』

なぜ、チームはあっという間にバラバラになってしまうのか?職場のバラバラ感が結果とヤル気を奪っている。元警視庁出身の日本で唯一の結束力コンサルタントが、3万時間のコンサルティングの実践の中から生まれた、どんなバラバラ組織でも結束力が生まれるメソッド「バインディング・アプローチ」をわかりやすく解説します。 ぜひご一読ください。

 

ご購入はこちらから!→ [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]