動詞の過去形なんて覚えなくてもいい
「過去」と「未来」を区別する方法

 英語を話す際、過去と未来を明確に区別することも意識して取り組むべきことです。

 日本語でも同じですが、今話していることが、すでにやった(起こった)ことなのか、これからやろうと考えている(起こる)ことなのかでは大きく違います。

 仕事をする上では英語の正確さにこだわらないことが大切ですが、会話が混乱するのを防ぐために、過去と未来を区別することが大事です。これは必ず押さえておくべきポイントの1つです。

「過去形」について、Be動詞は教科書でちょっと確認すれば問題ないと思いますが、動詞は不規則変化があるため、若干厄介です。仕事で使う動詞であれば、過去形も併せて覚えてしまうのが理想的です。

 しかし、もっと簡単な方法があります。過去を過去として語るためには、日時を表す言葉をつければいいのです。

 例えば、「昨日」「先月」「前に」と言えば、動詞が正しく過去形になっていなくても、過去の話として伝わります。

「未来形」は、いくつかの言い方ですべての動詞に対応できますので、そもそも難しくありませんが、考え方は同じです。

「明日」「来月」「これから」などをつけることで、確実に未来のこととして伝わります。また、日時を表す言葉をつけることは、情報に具体性が加わるため、付け加えること自体にも価値があります。

 このように、過去と未来は正確に伝えるべきですが、細かいところまで気にし過ぎることはありません。「いつのことなのか」を表す言葉があれば、それで十分です。