詳細は本書に譲りますが、この出来事の結果、社員はモチベーションを高め、社員はひとりも辞めずに、仕入先・お客様・銀行の態度も激変しました。

 今年度は学生優位で中小企業にとっては“就職氷河期”ですが、こんな中小零細企業でも2人の内定者が出ている。

 社員がインターンシップでこの話を学生にするから心に響く。
 さすがに、ここまでの経済効果の計算はできませんでした。

お金を持っている社長だけが“人格者”

 社員にとっては、お金を持っている社長、数字に強い社長だけが人格者です。
 どんなに社員を大切にする気持ちがあっても、お金がなければ社員を幸せにすることはできません。

 そこをはき違えている社長は、社員やその家族を不幸にします。

 700社以上を診てくると、残念ながら、100人中99人が陥る「アリ地獄」があります。これは面白いほど共通しています。
 ぜひ、第1回連載にある、ひとつでも当てはまったら危ない!【あなたの「会社の危険度」10のチェックリスト】をチェックしながら、『数字は人格』を体細胞に植えつけていただけたらと思います。