「インプット15分+アウトプット15分」の2部構成

 具体的には、【下図】のように、「インプット+アウトプット」の2部構成にしました。それぞれ、「基本的に15分以内」という制約を設けて、「15分×2=30分会議」になるようにしたわけです。

「会議は1時間」という常識が生産性を下げる。会議は「15分×2=30分」が原則である。

 少し詳しくご説明しましょう。
 まず、インプット。これは、情報共有、伝達、進捗確認など、メンバーに業務上必要な情報をインプットしてもらうパートです。連載第2回でもでも述べたように、これら意思決定とは直接関係しないパートについては、できる限り簡素化する工夫をして、短縮化するように心がけます。そのノウハウはこのあとの連載で詳しくお伝えしますが、これらの工夫をすれば、15分をフルに使わなくとも終えられるようになるはずです。

 なお、ルーティン業務を回すのが主な業務であるなど、部署の特性によっては、平常時においてはインプットだけで定例会議を終えることもあるでしょう。その場合でも、本書のノウハウを活用することで、より効果的な会議を行うことができるはずです。