冒頭に書いた日本の中古ブランド品販売店への評価も、
“商品が到着したら、カビくさくて使えない”
“(白いブランドバッグで)本物だけど、外についている黄色い汚れが取れない。店主は拭けば取れるというけどだめ。返品できない”
というコメントもある。しかし、
“本物なのに、だいぶ安いわー”という喜びの声もけっこうある。
店自体もまとめ買いしたブランド品を倉庫のようなところで山積みして売っている少々怪しい店(本当に日本?)から、後ろに『質・買い取り こちらでございます』の張り紙のある店内で、売り手が顔出しでショーケースから一点ずつ持ってくる店(大阪のミナミにこういう買い取り店、あるよな……)まで、既にけっこうな数。
日本ではないが、この全球現場(グローバル現地発販売)の詐欺まがいで話題になったのは、化粧品の販売である。
国内だと偽物がある、関税や税金で海外の価格の2倍になる、ということで人気の代理購入だが、問題は購入者がちゃんと本当にその店で購入して、本物を送ってくれるかどうか、である。
それを確認するために、ライブで店頭で買い、客の氏名を化粧品の上に書く。そして会計する(当然そのレシートも付ける)という手段が取られている場合も多い。
が、話題になった女性は、数時間のライブ中、海外の店頭で名前だけを書き、「お金、振り込んで!」と何度も言い、結局店頭での会計はしなかったというもの。
買ったふりをして、中国にあふれる精巧にできた偽物を送ることもできるし、その後、連絡がなくなる場合もある。化粧品が偽物であることの証明は難しい。受け取ればお金は払わざるを得ない。
商品が着かない場合、タオバオ経由で支払っていれば、お金は保留されており戻ってくるが、値引き等につられ、直接振り込むとそれで終わりである。
日本のドラッグストアを歩きながら
化粧品を動画販売
日本からの動画販売で人気なのは、やはり化粧品である。さらにブランドバッグの他に、ブランド時計、指輪などの中古品も人気がある。