約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超が1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』は発売以来第5刷となり、コピーライティングの定番書になってきた。
その中身は、鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で解説されている。
今回、著者の横田氏が富士急ハイランドに出向き、驚きの事実を発見したという。
一体何を発見したのだろうか?

富士急ハイランドの入園無料化に勝算はあるのか?

 7月が近づくと、本格的な夏はもうすぐだ。
 夏といえば、レジャー。レジャーの代表格と言えば、遊園地。
 その遊園地で、先ごろ衝撃ニュースが発表された。

 全国屈指の絶叫アトラクションを抱える「富士急ハイランド」が、7月14日から「入園無料化」を発表したのだ(出典:2018年5月31日富士急ハイランドHP)。

出典:富士急ハイランドHP

 遊園地にとって、入園料は大きな収入源だ。
 富士急ハイランドの2017年収入高は、約275億円で、遊園地業界5番目に位置する。ここ数年は増収を続けているものの微増にとどまり、業界1位のオリエンタルランド(ディズニー)の収入高4065億円と比べると10分の1規模にも満たない(出典:株式会社帝国データバンク)。

 富士急ハイランドは、収入柱の入園料を無料化して、勝算はあるのだろうか?
 一体、どんな戦略を描いているのだろうか?

 実際に筆者が現地に赴き、独自に調査した結果、「集客アップ」と「単価アップ」の戦略が透けて見えてきた。

 まず、「集客アップ」の心強い味方は、「富士山」だ。
 富士急ハイランドは、世界に誇る「富士山」を望むロケーションに位置しており、他の遊園地にないアドバンテージを有している。

出典:富士急ハイランドHP

 同遊園地がある河口湖界隈は、富士山をバックにインスタ映えを狙う外国人旅行者で溢れかえっている。
 富士山は、日本人だけに限らず外国人をも惹きつけるため、入園無料化は入園者の間口を広げやすい。

 次に、「単価アップ」
 実は、同遊園地は入園無料化とともに、人気アトラクションの値上げを発表している。たとえば、人気の4大コースター(絶叫マシン)は、現状の1000円から1500円、繁忙期の8月11日~19日は2000円なので、最大2倍の値上げだ(フリーパスは、現行通りで値上げなし)。

 そこで、4大コースター(絶叫マシン)は「単価アップ」してもなお、利用者を惹きつけ続けられるのか?

 筆者の見解は、YES。
 現場を踏んで、惹き続けられる、と確信した。
 なぜなら、リピーターを飽きさせず、新規利用者を取り込む工夫があるからだ。