主婦は高い
人間力を持っている

自分の市場価値の高める「5つの人間力」を鍛えよう和田裕美(わだ・ひろみ)
京都生まれ。作家 株式会社HIROWA代表、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。
累計200万部超の著書に、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』『和田裕美の営業手帳』(以上、ダイヤモンド社)など多数。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、その後、女性初の最年少支社長となった実績がある。
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さて、営業力のある人は、5つの人間力があるとお伝えしました。

主婦の人の中には、こうした人間力が高い人が、多くいらっしゃいます。

男性には恐縮ですが、断然女性のほうが男性よりも勝っているんですよね(もちろん個人差はありますが)。

それもこれも、主婦の方は子どもがいると、人と関わることが多く、多種多様な人間がいるコミュニティの中でうまくやっていかないと、生きていけないからです。

ビジネス社会で生きている男性陣からは「無駄なおしゃべりばっかりして…」と冷めた目で見られるかもしれませんが、彼女たちは人間力をコミュニティの中でしっかり鍛えているのです。
生きる力を磨いているといっても過言ではありません。

主婦たちのコミュニティのほうが、会社よりもタフな環境ともいえます。
一見ムダだと思われる話にもじっくりと耳を傾ける力、興味のないことでも、いいところを見つけてほめ合う努力、とにかく話題を探して周囲の人と会話をつなげる知恵など、とにかく、たくさんのスキルが求められます。

この「磨かれたスキルの差」が、定年退職後の男女の差になっているのです。

ときには、やや押しが強かったり、おせっかいだと感じたりすることもあるかもしれません。けれど、気づかいというのは、ちょっとばかり強引なくらいでちょうどいいのです。

こうした人間力は、高齢化社会において大きな武器となります。
ITスキルは常にアップデートされ、若い人やスキルの高い人にはかないません。
しかし、人間力を磨き続けることは、何歳になっても可能ですし、
そのスキルの賞味期限が切れることもない
のです。