駅から遠い、豪華すぎる施設、戸数の少ない
タワマンには注意

 いっぽうで、高層階・低層階にかかわらず利用できるマンション内の共用施設は同じです。

 また、タワーマンションは敷地内に一定以上の空き地を設けている場合が多いので、低層階でも視界が開けているメリットなどもあります。

 さらにタワーマンションの建築には場所が限定され、駅から遠い物件やいびつな間取り、大規模とはいいがたい細長い物件も多く存在しています。

 昔は、タワーマンションという希少性や眺望の良さだけで人気がありましたが、既存(中古)住宅を取り巻く環境の変化や、都心などを中心に次々とタワーマンションの棟数が増えている現代においては、タワーマンションだからといって飛びつくのは危険です。

 今や駅直結(徒歩0分)や地上60階建ての超高層タワーマンションも出てきているなかで、駅から遠い、豪華すぎる施設、戸数の少ないタワーマンションなどは、これからの維持費を考えると恐ろしいものがあります。

 既に管理費等で毎月10万円以上の物件を見たこともあります。

 管理費等を削減するため、コンシェルジュや管理員などの人員削減が行われているところもあります。これはサービスや管理、果ては資産価値に影響します。