「水の一白」はとにかく人と会うだけで
すべての力が磨かれていく理由

 まずは「水の一白」の子どもたちから見ていきましょう。
 一白の子どもは、基本的に対人コミュニケーションは上手な傾向があります。
 特に子どものうちは誰とでも親しみやすい子が多いでしょう。
 その理由として、一白の人間は物事に執着しないで、さっぱりした気質が元々あるからです。
 きっと、ケンカもあまりしない子どもが多いと思います。
 このような一白の子がコミュニケーション力の高みを目指す場合、方法はひとつしかありません。それは、非常に単純です。
 新しい人とどんどん会って意思疎通を図る訓練をすることしかないのです。

「それって当たり前じゃん!」と思う方もいるでしょう。
 しかし、一白はちょっと例外的なのです。
 一白は他の「ナインコード」の中でも最も試練が降りかかる星です。
 ですので、やってくる人(近づいてくる人)は、一癖も二癖もある人が多いのが傾向として見て取れます。

 そんな中で、もし一白が対人関係をどんどん続けて磨いていけば、それは強力なコミュニケーション力になります。
 川の水をイメージしてください。
 川の中を流れる水は、日々、何かにぶつかっていませんか?
 そう、石です。角ばった固い石にぶつかることによって、その石をなだらかに丸まった石に変えていきます。
 これと一緒なのです。水である一白人は、一癖も二癖もある人にどんどんぶつかって、その人と丸い関係(円滑な関係)を築いていくことが命題でもあります。
 ですから、より多くの人つき合いを、一白の子にはさせてあげましょう。

 表現力に関しては、一白はあることを心がけるだけで、自然と自己表現ができてしまいます。

 それは、【陽気】であることです。

 つまり、何事も明るく振る舞っていれば、それでいいのです。
 一白には「牽引」という気質があります。
 これは、なんでも引きつけてしまう引力のようなものです。
 表現とはいわば「あなたを他人の心に残すこと」。
 一白の人間だけは、その人柄を明るくボジティブにさえしていれば、人は一白の人に次第に惹かれていきます。
 あなた(一白)という存在が、しっかりと相手の心に残るのです。
 ですので、親御さんは、一白の子どもには「いつでも明るくいよう!」と、ただそれだけ教えていれば、お子さんの表現力は次第に磨かれていきますので、ご安心くだしい。