七赤の子どもは「会話」で
相手を〇〇にできれば成長できる!

 最後に七赤の子どもについてお話ししましょう。
 七赤の子は、コミュニケーション力も自己表現も、実は“あること”をすれば次第に鍛えることができるのです。

 それは「おしゃべり」をすることなのです。
 対人関係は「会話」を意識していれば、七赤の子どもは立派に成長していきます。
 七赤の命題は、会話で人々を楽しませたり、癒しを与えたりすることにあります。

「どうやって、この対面の人を楽しませよう」「笑顔にしよう」ということを考えてしゃべることを意識づけしていれば、元々、天性的に人が集まる気質の持ち主ですので、相手はどんどん心を開いてきます。

 これは、七赤の子が他の「ナインコード」の子に比べて柔和な一面があるからです。柔和な一面に加え、楽しさと癒しを会話で与えることができる人になれば、七赤の周りには人が途絶えることはありません。
 まさに人気者です。七赤の人がお金に困らないケースが多いというのは、ここにも理由があります。

 会話をすること自体が、七赤の人にとっては何よりの自己表現になっていますので、特に大勢の前でしゃべる必要性はありません。

 大切なのは、目の前にいる人、そして近くにいる身近な人に対して、会話を通じて楽しさと癒しを与えてあげることです。

 それさえできれば、七赤の周りには常に新しい人がどんどん集まり、人が途絶えることはありません。
 人はみな、楽しさと癒しを求めるものですからね。
 まさにオアシス的な存在が七赤の最大の魅力ですので、大勢の前で話すのが苦手でも決して気にしないでくださいね。あなた(七赤)の役割と、最高に輝く自己表現の在り方は他にあるのですから。

 さて、今日は、知性系「一白・四緑・七赤」についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
 次回は、最後の理性系「二黒・五黄・八白」についてお話しますね。
 ぜひ、お楽しみに!

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。