北欧諸国があらゆる「幸福度ランキング」で上位を占めているのはなぜか、世界的に見ても豊かなはずの日本が、どうして81位(*(2010年 ギャラップ「世界幸福度調査」より))なのか??。キーワードは「自由に生きること」。ハワイをベースにノマドライフを実践する本田直之が幸福度ランキングトップの北欧(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)の人たちと幸福について語り合って得た確信とは?(写真/小原孝博)

アメリカ的物質至上主義が
幸福感につながらなくなった?

本田 直之(ほんだ・なおゆき)
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。 シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフを送っている。 著書に、ベストセラーになったレバレッジシリーズをはじめ、『ノマドライフ』(朝日新聞出版)、『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』『ゆるい生き方』『7つの制約にしばられない生き方』(以上、大和書房)『ハワイが教えてくれたこと。』(イースト・プレス)などがある。 著書は累計200万部を突破し、 韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

 ここ数年、さまざまな研究機関から、世界の国々の「幸福度ランキング」が発表されています。たとえば、ギャラップの2010年の調査によれば、日本の幸福度は81位。そのランキングで上位を独占しているのは、北欧の国々です(デンマーク1位、フィンランド2位、ノルウェー3位、スウェーデン4位)

 北欧の国々は、税金と社会保障を合わせた国民負担率は6~7割近く。実際に使えるお金は少ないのに軒並みランキングの上位を占めています。

 一方、日本の国民負担率は4割程度。使えるお金も多く、モノも豊富にあって豊かなはずの日本人が、なぜ幸せを感じられないのか。それは、アメリカ的な物質至上主義が幸福感につながらなくなったからではないかと思います。

 私が日本人の描く「幸せ」に違和感を覚え始めたのは、日本経済が再びバブルを迎えていた2005年頃のこと。デュアルライフをするために毎月のようにハワイにいっていた時期でした。その違和感はなんなのだろうと、ずっと考えていたのです。

 ハワイはアメリカの一部ですから、幸福度ランキングの上位に名前があがることこそありませんが、過ごしていてとても幸せを感じられる場所です。