三菱・三井・住友財閥グループの真実#3

起業ブームや外資系企業の人気上昇があっても、財閥のブランドは健在だ。しかし、学生からの人気ランキングで銀行が凋落するなど、業界や企業によっては斜陽化しているものもある。(週刊ダイヤモンド2019年7月20日号を基に再編集)

財閥に強い慶應
住友は、関西系や日東駒専にチャンス

 特集第2回では、財閥系企業における就職学生からの人気ランキングの推移を論じた。第3回では、大学出身者別の財閥系企業への入社実績を見ていこう。どの大学閥が財閥系企業で実力を発揮しているのだろうか。

 まず、大前提として言えることは、高収入の財閥系企業は狭き門であるということだ。

 入社実績を見ても、商社、銀行、損保、不動産などの財閥系企業の上位5位までの出身大学は旧帝大や早慶といった難関大学出身者が占めている。

 大学別で、「最強」なのは言わずと知れた慶應義塾大学である。商社や不動産業界の三大財閥企業の全社において入社実績で1位を占める独走ぶりだ。

 ダイヤモンド編集部が大学通信のデータから慶應出身者の就職先を集計したところ(2013~15年のデータ)、三菱系が33%、三井系が24%、住友系が17%で、三大財閥合わせて7割を超えていることが分かった。日本の産業界の主力企業に慶應出身者が集中している証左であり、財閥系企業と慶應はまさに相思相愛なのだ。