男性ホルモン=「テストステロン」は、体調を左右するホルモン。たとえば、快楽物質の「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」、快眠を促す「メラトニン」などのホルモンの分泌を促したり、女性ホルモンを作り出したりします。
不足してしまうと、体調不良の一因にもなるこのテストステロンと上手に付き合う方法が書かれた書籍『「男性医学の父」が教える最強の体調管理』から抜粋して編集、ご紹介します。
早い人は30代から減り始めてしまうこのホルモンを、どのようにして攻略していけばいいのかがわかります!

Photo: Adobe Stock

ストレスで自律神経が乱れると
「体調不良」が始まる!

ホルモンは血糖値、血圧、体温、心拍、呼吸、排泄、基礎代謝、脳の伝達機能、そして性機能などをコントロールしていますが、自分の意志で分泌を促すことはなかなか難しいのが現実です。

ドーパミンやノルアドレナリンもバランスが重要で、多すぎても少なすぎても、本来の効用が悪しきものへと変換されてしまいます。
食事をすれば消化がはじまり、運動すれば心拍数があがるように、人間のからだは特に考えなくても無意識で動きます。このような状況に応じて必要なホルモン分泌を自動調節しているのは脳の視床下部です。

ここは優秀なコントロールシステムで、例えば体温の変化を察知すると、体温の高低を調節する指令を体の各組織に出してホルモン量をちょうどいい状態にキープ。そして体温が低過ぎれば「急いで上げよ」、高過ぎれば「下げよ」と指令を出してくれるのです。
しかし、脳にストレスが加わることで、指令系統にエラーが発生すると、体温調節をはじめ、さまざまなホルモン調節が上手に機能しなくなります。

さらに加齢によってホルモン分泌をするべき臓器側の能力が落ちてくると、泣きっ面に蜂。必要なホルモンに過不足が起こり、身体のバランスが崩れ、体調不良になってしまう……これが俗に言う「更年期障害」の実態です。