入社1年目がやるべき最も大切なこと

岩瀬 田端さんは、入社1年目の若手がもっとも大事にすべきことは何だと思われますか。

田端 たったひとつでいいので、「組織の誰にも負けない何か」を見つけることじゃないでしょうか。10個のうち9個は他の社員に劣っていてもいい。これだけは負けないというものを社員全員がひとつずつ見つけて、レインボーカラーのように輝くのが理想かなと。良い組織とは、その人がその人らしくいられて、組織全体で弱いところをカバーし合えることだと思うので。

岩瀬 僕は、「目の前のことをやりきる」ことだと考えます。入社1年目の仕事は、極論すればどれでも大して変わらないでしょう。であれば、まずは向き合ってやり切ろうということです。その結果、「キミとまた仕事したい」と思ってもらうことじゃないですかね。小さい雪だるまのように信頼が積み上がっていくのがプロフェッショナルだと思います。

次回は、「20代のうちに本当はやっておいておいたほうがいいこと」について語り合います。