入社1年目がやるべき最も大切なこと
岩瀬 田端さんは、入社1年目の若手がもっとも大事にすべきことは何だと思われますか。
田端 たったひとつでいいので、「組織の誰にも負けない何か」を見つけることじゃないでしょうか。10個のうち9個は他の社員に劣っていてもいい。これだけは負けないというものを社員全員がひとつずつ見つけて、レインボーカラーのように輝くのが理想かなと。良い組織とは、その人がその人らしくいられて、組織全体で弱いところをカバーし合えることだと思うので。
岩瀬 僕は、「目の前のことをやりきる」ことだと考えます。入社1年目の仕事は、極論すればどれでも大して変わらないでしょう。であれば、まずは向き合ってやり切ろうということです。その結果、「キミとまた仕事したい」と思ってもらうことじゃないですかね。小さい雪だるまのように信頼が積み上がっていくのがプロフェッショナルだと思います。
次回は、「20代のうちに本当はやっておいておいたほうがいいこと」について語り合います。
新入社員におすすめ!
田端信太郎さんの著書
田端信太郎著者
『これからの会社員の教科書―社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71』(SBクリエイティブ)
リクルート→livedoor→LINE→ZOZO
日本的な大企業から外資系、ベンチャー企業を渡り歩く中でわかった、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項。
それは結局、新人時代に教わった仕事の基本でした。
「風邪を引いたら、休むべきか」?
「ミスをしたとき、どうすればいいのか」?
「これからの時代に生き残るために、なにを学べばいいのか」?
Twitterフォロワー22万人超え。「新R25」「NewsPicks」掲載の仕事論でも話題を呼ぶ田端信太郎さんが、
働くビジネスパーソンの率直な疑問に、本音でこたえます。
『入社1年目の教科書』
著者・岩瀬大輔さんからのメッセージ
新入社員のみなさんに今知ってほしい
大事なことをまとめました。
入社1年目でその後の社会人生活が決まります!
司法試験の勉強に明け暮れた大学生活を終えた僕は、1998年にボストン コンサルティング グループ(BCG)東京事務所に就職しました。それから2年後、米国のベンチャー企業インターネットキャピタルグループ日本法人の立ち上げに参画するため、生涯で初めての転職を経験しました。
ところが、間もなくこのベンチャーが日本から撤退してしまったため、ニ度目の転職を余儀なくされました。2000年、僕は外資系投資ファンドへの入社を決意。
6年あまりの間に一度の就職と二度の転職を経験した僕は、2004年の秋から2年間の海外留学に旅立ちます。米国ハーバード・ビジネス・スクールでMBAプログラムを修得するためです。
上位5パーセントの成績優秀者に与えられる「ベイカー・スカラー」の称号をいただいて帰国すると、半年後の2006年10月にはライフネット生命保険の母体となる会社を設立しました。
これが、僕の大まかな職歴です。
まさに20代、30代を高速スピードで駆け抜けている感じ。
自覚はありませんが、周りからはこう言われます。
そんな僕も、2020年の春には社会人22年目を迎えました。
多くのビジネスパーソンの方々よりも、多様な組織に身を置いてきたと言えるでしょう。
様々な経験を踏まえて今振り返ると、組織は変わっても僕の中で変わらない「芯」のようなものがあったという自負があります。
それは、仕事に取り組む際に大切にしてきた3つの原則と50のルールです。
決して目新しいものではありません。驚くような秘密が隠されているわけでもありません。
ごく当たり前の小さなことの数々です。
しかし、これらの原則を死守してきたからこそ、僕の成長は加速されたと信じています。
皆さんにも、人の何倍もの速度で成長を遂げてほしいと願っています。
『入社1年目の教科書』と『入社1年目の教科書 ワークブック』は、このような社会人として心がけるべきことと、読んだ瞬間から変えられる具体的な行動指針を3つの原則と50のルールという形でまとめました。
新入社員はもちろんですが、後輩・部下を指導する方、転職・異動1年目の方、仕事の取り組み方を見直したいベテランの方にも、ぜひ読んでいただければと思います。
『入社1年目の教科書』 50万部突破のベストセラー!
50万部突破のベストセラー&ロングセラー。 新入社員が仕事を進める上で大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針を1冊に凝縮。新社会人をはじめ、後輩・部下を指導する人、転職・異動1年目の人、仕事の取り組み方を見直したい人まで、幅広い層に支持されている。
新入社員が仕事を進める上で大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針を1冊に凝縮!!
仕事の原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」
仕事の原則2「50点で構わないから早く出せ」
仕事の原則3「つまらない仕事はない」
ビジネスパーソンとしての第一歩を踏み出すための心構えは、
ベテラン社員でも実践できていないものが多く、
新社会人をはじめ、後輩・部下を指導する人、
転職・異動1年目の人、仕事の取り組み方を見直したい人まで、
幅広い層に支持されている。
また、上司が部下に、親御さんがお子さんに、先輩が後輩に
贈る本としてもおすすめだ。
ほかにも、短大・大学のキャリアデザイン学科で教科書採用されたり、内定を手にした高校3年生や専門学校生、短大生・大学生・大学院生などが「準備」のために読んでいたりと、読者層は広がっている。
『入社1年目の教科書 ワークブック』
『入社1年目の教科書』アップデート版!
シリーズ第2弾は、研修などで使えるワークブックです。
『入社1年目の教科書』を読んだことのない人でも理解できる内容になっています。3つの原則と50の項目以外、本文はすべて新規に書き下ろしました。
時代に即した内容にバージョンアップしています。
まさに、「社会人の基本」がギュッと凝縮された1冊です!
本書の特徴は以下のとおりです。
●難易度別に50の項目を再構成
【初級】新入社員がまず必ず身につけてほしいこと
【中級】これができれば、仕事を通じて大きく成長できる
【上級】ここまで実践できれば「活躍する新人」になれる
●チェックボックスを随所に設け、「読めた」「理解できた」「行動している」チェックができる
●入社1年生の素朴な疑問と回答を掲載。より深い理解が得られる
●『入社1年目の教科書』の発行時(2011年)以後に出てきたツール(LINE等)や変化した価値観などを踏まえて、内容をバージョンアップ
●気づきや振り返り、上司のコメントなどが書ける書き込みページをご用意。研修や勉強会で活用しやすい
『入社1年目の教科書』 新聞広告
あらゆる世代に読まれている『入社1年目の教科書』
『入社1年目の教科書』シリーズは50万部超えのベストセラー。
新入社員はもちろんですが、あらゆる世代に読まれてる「仕事の定番書」です。
読者の方の声の一部をご紹介します!