整理法1 「気軽にできること」から、「じっくりやるべきこと」まで分類し整理する

 まず、前述の5つの要因にある全項目からBの部分(危機が訪れる前からの状態なため緊急事態に入った今となって変えるのは難しいが、コロナ終息後に振り返るべき課題)を取り除きます。

 次に、残った全項目を、(a) 1人でできること、(b)グループでできること、(c) 直接的にできること、(d) 間接的にできることを掛け合わせた次の4つのカテゴリーに整理します。

(a)×(c)=1人で手軽に即実践(最も気軽に今日からでもできること)
(b)×(c)=グループ活動(1人でやるより仲間や有志とやる方がいい)
(a)×(d)=気軽に政治や社会活動に参加(政治社会に対する個人の考えをSNS、個人ブログ、行政のご意見募集を通じ発信したり、困っている人に手を差し伸べる)
(b)×(d)=皆で政治や社会を変えよう(オピニオングループの立ち上げ、オンライン署名活動等)

 最後に、これを表1のように整理します。この表は前述の全ての要因を4つのカテゴリーに分けて記しています。筆者も含め一般市民が、閉じこもり生活に入った今できることは限られるため、この中でご自分の関心や優先順位の高いカテゴリーと項目にマーカーを引いてもいいと思います(例:絶対やりたい項目を赤、できればやりたい項目を黄)。

 そして、マーカーの入った項目ごとに、やってみたいことを具体的に書き出してみます(例:心の持ち方⇒コロナ終息後にやるべきことを今から準備し試験的に始めてみる、知的活動⇒〇〇大学のオンライン講座を受ける、所得と収入⇒副業でFX投資を始めてみる等)