人間は座っている「だけ」で疲れる。
肩コリ、腰痛、首コリ、猫背、むくみの原因は「座り仕事」だった!

「ただ座っているだけなのに、なぜ疲れてしまうのか」。
その答えはシンプルで明快。
「筋肉は動かさないと硬くなる。硬くなると、血流が悪くなり、コリが生まれる」。

硬くなった筋肉を徹底的にほぐし、コリをとる。それにはストレッチしかない。
『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』の著者、ストレッチトレーナーのなぁさんに「座り仕事」のしつこい疲れのとり方を聞いた。連載のバックナンバーはこちらから。

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首が「疲れる」メカニズム

 「首が疲れた、ダルい」と感じるのは、首が「前に出ている」から。頭はボウリングのボールほどの重さがあり、30度前にずれると、数十kgの負担がかかるといわれています。

「書類を読もう」と意識的に大きく前傾し続けた場合の負担ははかりしれません。

 たくさんの書類を読むのは、眼球そのものや精神面に大きな疲れをもたらすとともに、筋肉にもまた、大きな負荷を強いることになるのです。

 書類仕事の後で伸ばしたいのは、広頸筋(こうけいきん)と舌骨下筋群(ぜっこつかきんぐん)という2つの筋肉。ともに、あごから首にかけてついています。次のイラストを見てください。2つの筋肉の位置、役割を確認しましょう。

 書類を読んでいる間は常に縮み続けていて、硬くなりがち。書類を読みすぎて、首が重い、疲れたと感じたら、この2つの筋肉をゆっくり伸ばしましょう。

 まずは広頸筋のストレッチからご紹介します。