コロナ禍や自粛生活などの「環境の変化」により、多くの人が将来への不安を抱え、「大きなストレス」を感じています。
ストレスを溜め込みすぎると、体調を崩したり、うつなどのメンタル疾患に陥ってしまいます。
 発売たった5日で4.6万部を突破した、樺沢紫苑氏による最新作ストレスフリー超大全』では、ストレスフリーに生きる方法を、「科学的なファクト」と「今すぐできるToDo」で紹介した。
「アドバイスを聞いてラクになった!」「今すべきことがわかった!」と、YouTubeでも大反響を集める樺沢氏。そのストレスフリーの本質に迫るーー。

あなたの味方を「たった1人」だけ作ろう

職場での孤独や人間関係で悩むことは多いと思います。そのとき、気軽に相談できる人がその中に1人いるだけで、精神的に楽になります。

人間は「孤独」が一番つらいものです。誰にも相談できないと、ストレスは溜まる一方です。アドバイスや助言ももらえないと、八方塞がりで事態はさらに悪化していきます。

先輩や同僚などに「あなたの味方」「相談相手」が1人いるだけで、職場のストレスは大きく減じ、問題解決に向かいます

「キーマン」という概念があります。直属の上司や部下など、職場でいちばん大切な人のことです。

その「キーマン」と「相談相手」の計2人との人間関係に集中するだけで、ものすごく仕事がしやすくなります。

「人間関係の輪」に入れないワケ

新しい職場に勤めはじめた場合、「自分だけ浮いている」「自分だけ仲間の輪に入れていない」と思う人も多いでしょう。

あなた以外の社員は、5年、10年、20年も、その会社に勤めているなら、中には、10年以上も同じ部署にいて毎日顔を合わせている人もいるはず。その人たちが、仲が良いのは当然でしょう。

その輪の中に、新参者のあなたがいきなり入って、すぐに溶け込むのは、不可能としか言いようがありません。

だから、新しい会社に勤めると多くの人は、「自分だけ輪に入れない」「自分にだけよそよそしい感じ」を受けるかもしれませんが、悲観する必要などありません。

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信頼関係の5ステップ」という概念があります。どんな人間関係も、「警戒」「疑心」「理解」「共感」「信頼」という5つの段階を踏んでいきます。

最初のステップは「警戒」です。あなたが、職場の人間関係を「警戒」の目で観察しているのと同様に、職場の人たちは「新参者」であるあなたを、警戒の目を持って、あなた以上に観察しています。

「この新入りは、どれだけ仕事ができるのか?」「仲間として活躍してくれるのか?」「前向きに仕事に取り組んでいくのか?」「今どきの若者は、すぐに辞める奴が多いから、こいつもそうじゃないか」と、「期待」に加えて「不信」「危惧」「心配」など、複雑な感情を持ちながら、あなたの一挙手一投足を観察しています

そこであなたができることは、自らが「警戒」や「疑心」を解きながら、「理解」に向けて進むことです。

なんといっても成果を出すこと

あなたが職場で理解されるもっとも確実で、簡単な方法は「仕事で成果」を出すことです。職場の人があなたに望んでいるのは、「良好な人間関係」ではありません。「仕事ができるかどうか」「与えられた仕事がきちんとこなせるか」「早く一人前の会社の戦力となって、自分たちを助けてくれるか」という点です。

ですから、「この会社は人間関係がよくない」と言っているヒマはありません。あなたがすべきことは、一刻も早く仕事を覚えて、一人前の戦力となり、バリバリと働くことです。そのことによって人間関係は「共感」「信頼」へとステップアップします。

「職場の人間関係の輪に入れない」という人は、順番が逆なのです。あなたが仕事で結果を出し、その対価として「信頼」が与えられるのです。