日本国内に出回る投資信託の数は、今や約6000本。これだけたくさんの商品があると、「投資信託で資産運用を始めてみたいけれど、どれを選べばいいかかわからない!」と迷ってしまう人も多いことでしょう。本連載では、最新刊『全面改訂 投資信託選びでいちばん知りたいこと』(ダイヤモンド社)を上梓した世界No.1投信評価会社「モーニングスター」トップの朝倉智也氏が、投資信託の賢い選び方をわかりやすくレクチャーします。さあ、あなたも「長期・分散・積立投資」で、人生100年時代の長生きリスクに今から備えましょう!

投信の運用パフォーマンスは、資産配分で決まる!Photo: Adobe Stock

投資パフォーマンスの善し悪しに与える影響の80%は、
資産配分で決まる

 ここまでで、目標にすべき運用利回りがわかりました。今度は資産運用の最大のポイントともいえる資産配分について考えましょう。

 「投信で資産運用」と聞くと、個別の投信選びがいちばん肝心なことだと多くの人が思うかもしれません。もちろん、投信の運用成績は玉石混交ですから、よい商品を慎重に選ぶ必要はあります。

 しかし、個別の投信を選ぶこと以上に重要なのは、どの種類の投信にどのくらいの割合で資産を割り振るか、という点です。

 資産運用の世界では、「個別の金融商品の選定が投資パフォーマンスの善し悪しに与える影響は20%、残りの80%は資産配分で決まる」といわれています。

 資産配分を考えることは、それほど大切なことなのです。

 投信を使って資産配分を考える前に、投資信託の種類について見ておきましょう。