「自分の考えや打ち合わせ内容をその場で図解する。このテクニックがあれば、会議、ブレスト、プレゼンが劇的に変わる。考える力と伝える力が見違えるようにアップする」
こう語るのは、アートディレクター日高由美子氏。発売6日で大重版が決まった『なんでも図解』の著者です。「フレームワーク」や「キレイな絵」を一切排除し、瞬間的なアウトプット力の向上を徹底的に追求するワークショップ、「地獄のお絵描き道場」を10年以上続けています。複雑なことをシンプルに、難しい内容をわかりやすく。絵心ゼロの人であっても、「その場で」「なんでも」図解する力が身につくと評判になり、募集をかけてもすぐキャンセル待ちに。
本連載では「絵心ゼロの人であっても、伝わる図を瞬時に書くためのテクニック」をお伝えします。

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絵心ゼロでも大丈夫! 必ず描ける!

 本日も「文章を図にする」トレーニングをしましょう。複雑な長文ですので、これまでご紹介してきたテクニックを総動員して、図解してください。

PayPayでは、ユーザーは決済を以下の3つの方法から選択できます。
1. PayPay残高
2. クレジットカード
3. Yahoo!ポイント
1のPayPay残高の場合、チャージは銀行口座からの引き落としのみなので、あらかじめ口座をアプリに登録しておく必要があります。他の2つは、事前にアカウントを連携させておくだけです。
※「よくわかる『PayPay』──これからの小売ビジネスを図解する(1)」
https://d8r.ai/series/paypay/を参考に問題文を作成

 「ユーザー」は人のアイコンで書いたほうが早いので、意味が通じるならそれで十分です。次の図を見てください。

 2回目のPayPayは省略します。余白を2文字分くらい空け、キーワードを書いていきます。「方法は3つある」ということなので、要素が並列に並ぶことを意識しながら書き進めましょう。次の図を見てください。

 話が終わったところでわかりやすく囲んでまとめましょう。残高の決済方法やクレジットカード、Yahoo!ポイントの決済について詳しく述べている箇所は、ブロックとしてわかりやすく伝えたいので、大きめの四角で囲みます。「3つ」「連携」など、重要と思われるワードは丸で囲みましょう。次の図を見てください。

 最後の仕上げです。マーカーを使ってメリハリをつけます。3つの決済方法の丸数字にマーカーを引くだけでグッとわかりやすくなります。次の図を見てください。

 いかがでしたか。もちろん正解は1つではありません。さまざまな「図解」にチャレンジしてみてください。