「頭がよくなる」「運動神経がアップする」「認知症を予防できる」「集中力が高まる」「ストレスが減る」「記憶力が増す」など、人間の能力が飛躍的に向上する唯一無二のメソッド「ライフキネティック」。新しい動きを次々とすることで脳のネットワークを増やし、脳が活性化する手法だ。1日10分、1週間で60分でやればOK。「間違えることがいい」という驚異的な脳トレ『Life Kinetik® 脳が活性化する世界最先端の方法』が刊行! ストレスフリーな生活、ミスの軽減を望むなら、とある3つの連携を強くしていくことが求められる。そのためには、脳と感覚器官を鍛えていくのだ。本書の一部を抜粋して紹介する。

異なる脳領域の連携を高めて同時に活動させる方法Photo: Adobe Stock

ライフキネティックにおける脳の分類は8つの領域になる

 脳の機能について、研究者らの見解は今後も変わる可能性があります。ただ、「脳細胞同士のつながりが改善すれば、脳の能力は上がる」ということは確実であるようです。

 脳の全体像をもっと簡単に理解できるように、ヨーゼフ・モールによる脳・身体モデル(2006年)にならって、脳を右と左だけでなく、おおざっぱに前と後ろ、上と下にも分けて考えていきましょう。つまり、脳モデルを3つの断面で切って、任務の異なる8つの領域に分けます。

 脳の左側は身体の右側の動きをコントロールし、脳の右側は身体の左側の動きをコントロールしています。

 ですから、左右の脳の連携力がすでにひどく低下しており、さらにその連携力を使いこなせていない人は、身体の両側を同時に協調させる動きをうまく行なうことができません。

 脳の前部は、ポジティブな思考をつかさどる領域で、近いうちに行なおうとしていることを前に進めていきます。また、ここには運動性言語中枢もあります。これに対して、脳の後部は、視覚と長期記憶をつかさどる領域です。

 脳の前部と後部の連携が低下している人では、多くの場合、脳の後部に保存されている記憶から適切な言葉の情報を引き出して、その情報を前部の運動性言語中枢にすばやく送ることが難しくなっています。その際、会話に間ができてしまうので、たいてい「あー」「えー」といった意味のない言葉でその間を埋めようとします。

 脳の下部には大脳辺縁系があり、ここは感情をつかさどる領域といっていいでしょう。一方、脳の上部は自らの行動を客観的に見てコントロールする役割を担っています。

 ここでも、脳の上部と下部の連携具合によって、自分の感情を表わさないようにコントロールできる人もいれば、感情をまったくコントロールできない人もいることが理解できるでしょう。

 たとえば、会話の際、いつもあまり考えずに話をしてしまい、その後で自分の言ったことが適切であったか考え込んでしまう人は、脳の上部と下部の連携に問題があります。

 つまり、異なる脳領域の連携を高めることは重要であり、それを可能にするエクササイズを生み出すことは意味のあることなのです。ライフキネティックのエクササイズには、さまざまな脳領域を同時に活動させる課題が含まれています。

 私は、そうしたエクササイズを行なうことで、異なる脳領域間の連携が新たに構築されていくと考えています。

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