なぜ日本人はドラッカーが好きなのか

 これまで、アンケート結果とそれぞれのドラッカー作品の内容を簡単にご紹介してきましたが、ドラッカーが日本でこれほど読まれる理由は、やはり「一番好きなドラッカー作品は何ですか?」の回答の中にあると思います。

 つまり、日本人は、ドラッカーの作品を、単なる仕事のためのハウツー書ではなく、人生の書、生き方の書として読んでいるということです。これは日本人独特の読み方だと思います。日本人にとってドラッカーは、何かに迷ったり、悩んだりしているときに、背中をそっと押してくれる存在なのです。

 ここまで読んでいただいた方で、まだドラッカーを読んだことがないという方には、ぜひ、『P.F.ドラッカー完全ブックガイド』に収載されている糸井重里さんと上田惇生さんとの対談をお勧めします。ドラッカーの魅力の根源のところがわかるはずです。 


【お知らせ】

  八重洲ブックセンター本店2Fにて、今回のアンケート結果を発表した「Myドラッカーキャンペーン2012パネル展」を10月31日まで開催中です。
本稿でご紹介したランキング上位の人気作品の展示に加え、現在、入手困難な懐かしい作品の表紙画像やドラッカーのプライベート写真をパネルにして展示中です。日本でのドラッカー作品の歩みがわかるフェアとなっていますので、ぜひ、お立ち寄りください。
八重洲ブックセンター本店
http://www.yaesu-book.co.jp/floors/index.html 


◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『P.F.ドラッカー完全ブックガイド』好評発売中!

読者アンケートからわかった<br />「日本人の好きなドラッカー作品」とは?

ドラッカー教授のすべての著作、目次やあらすじ、読みどころを紹介。「どの本に何が書いてあるか」が一目でわかる。「日本における分身」上田先生ならではのドラッカーとのやりとり、翻訳秘話も満載。
巻頭カラーは、ほぼ日で話題の人気対談、糸井重里×上田惇生「はじめてのドラッカー」を収録。史上初のブックガイド!

ご購入はこちら! [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]