できなかったら、
「次またやってみようね」と
言えばいい

――そう考えると、朝起きてから夜寝るまで、子どもの「ほめポイント」って無限にありますね。生まれてから小学校に上がるまでの6年間は、とくに新しくできることが日々増えるので、”ほめの黄金期”とも言えます。

てぃ先生 その時期に親が、子どもができたことを「ちゃんと見ているよ」って伝えてあげることで、自己肯定感も自信も育んでいけるんです。できなかったら、「次またやってみようね」って言えばいいだけです。

それなのに、いつの間にか子どもができないことばかり目につくようになって、怒ってばかりになる親御さんが多いように思います。

――子どもが絵を描いたり、折り紙やレゴブロックで何か作ったとき、「すごいね!」と言うほめ方はどうなんでしょうか。

てぃ先生「すごい」だけだと、何がすごいのかわからないので、何かひと言でも感想をつけ加えるといいと思います。たとえば、「○○ちゃんの絵のここの色使いがきれいでママは好きだな」とか、「○○くんがブロックでつくった車のここが格好いいね!」とか。

「ほめ方」「叱り方」に迷わない理想の親子関係とは?

具体的にいいと感じたところを、何かひとつでも言ってもらえるだけで、子どもは自信を感じて、次からそのほめポイントをもっと伸ばそうとします。大人から見て、子どもががんばったところがわかったときは、ぜひ言葉にして伝えてあげてください。(次回に続く)

「ほめ方」「叱り方」に迷わない理想の親子関係とは?

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