フィットe:HEVネス(FF)フィットe:HEVネス(FF) フィットはベーシック/ホーム/ネス/リュクス/クロスターの5グレード構成 e:HEVは1496cc直4DOHC16V(98ps/127Nm)+モーター(109ps/253Nm)で構成 WLTCモード燃費:27.4km/L

vsホンダ フィット e:HEVネス
両モデル高効率パッケージ 先進のノート、癒しのフィット

 フィットは高効率パッケージングを追求したクルマのルーツに当たる。ファミリーユースもカバーするオールラウンダーという意味で、ノートとキャラクターがオーバーラップする。

 エクステリアは、どちらもノーズが短いビッグキャビン構成。2台とも従来のスポーティ路線から脱却し、全体的なプロポーションは似ている。しかし、印象はまったく異なる。ノートは“小さなアリア”といった隙のない先進イメージ。フィットは癒し系のフロントマスクが目を引く。ただしそれ以外の部分は従来モデルと大差ない。新鮮さでは、ノートには敵わない。

フィットe:HEVネス(FF)リアビューフィットはハイブリッドのe:HEVと1.3Lガソリンを設定 写真は1.3L仕様 内外装はe:HEVも基本的に共通 全長×全幅×全高3995×1695×1540mm サイズはノートと拮抗する

 インテリアは両車シンプルで機能的。クールなノート、温かみがあるフィットと、一見したときの印象は異なる。居住性はクラストップを争う2台だけに甲乙つけがたい。リアシートは、両モデルとも下手なセダンやクロスオーバーを凌駕する。前席はどちらもアップライトな姿勢で座らせる。着座位置はフィットのほうが高い。室内の開放感は、フィットが優秀。視界性能を高める細いAピラーや突起をなくしたインパネ、明るいカラーコーディネートを採用した効果だ。ノートの内装基調色はブラックに限られる。