英単語はそこそこ知っている。文法もそれなりに分かる。にもかかわらず、英語が聞こえない、通じない、会話が続かない日本人が多いのはなぜでしょうか? 国際ヘッドハンティング会社のアジア支社長を務め、現在、シンガポール国立大学で世界の留学生たちに英語コミュニケーション術を教える著者は、その理由を「日本人の英語の勉強法が間違っているから」だと言います。香港生まれで、東京外国語大学の日本語学科を首席で卒業した著者は、「日本語の言語学的特性」を熟知した上で、日本人が最速で英語を身に付ける方法を考案し、これまでに多くの日本人をペラペラにしてきました。そのメソッドを初公開した話題の書が「7時間で英語が突然ハッキリ聞こえて会話が続く本」です。本書の中から、カタカナ英語と中学英語だけで、驚くほど会話がはずむようになるコツをお伝えしていきます。

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ミュージシャンは英語が上手い?

 日本のミュージシャンが英語で歌うのを聞いて「英語の発音がきれいだなぁ」と思ったことはありませんか。彼らはたいてい歌っているときだけでなく会話においても上手な英語を話します。

 日本に限らず、中国や韓国、タイ、ベトナムなどのミュージシャンも英語が上手い人が多いように感じます。

 その理由は、英語の歌を通じて、リズムを使って英語と接していることが大きいと思います。

 このやり方は誰にでも応用が利きます。英語の歌を歌って、英語のリズムに慣れれば、どんどん発音がきれいになり、かつ英語が「聞こえる」ようになっていきます。カラオケで英語の歌を歌うオジサンたち、案外きれいな英語を話せるものなんですよ。

 やり方を説明しましょう。

(1)自分の好きな歌のの歌詞付きの映像もしくは音楽を用意してください。
(2)歌が始まったら、1センテンスずつ聞いて、強調したり伸ばしたりしているところ、つまりリズムに注目します。聞き取れる音だけを拾って覚えたら、PAUSEボタンで一時停止を。そして、自分で聞き取ったリズム通りに歌ってみましょう。リズムに従って歌詞を読んでみるだけでもいいですよ。

 そして、その曲を20回以上聞いたり、歌ったりすれば、英語のリズムが勝手に身につきます。十八番の英語の歌をカラオケで披露する準備もできちゃうから、一石二鳥ですね。大いに楽しみながら、練習してくださいませ。