どんな時代でも生き残れる不動産投資家になるための極意とは何か? 不動産投資で利益をあげ続けるためには、基本となる知識やノウハウを学ぶ必要があります。ハーバード大学デザイン大学院で最先端の知識を学び、それに自身の体験から得たノウハウをミックスして体系化したハーバード式不動産投資術』(上田真路著、ダイヤモンド社)が発売されました。本連載では、世界のどこでも通用する、遍的で再現性のあるナレッジである不動産投資術について、同書の中から抜粋してそのエッセンスをわかりやすくお届けします。良い不動産をデザインするとは、どういうことか? 驚異のリターンを実現するファイナンスの極意とは? 不動産投資のリスクをどうコントロールしたらいいのか? などについて、実際の事例(ケース・スタディ)を踏まえてそのメカニズムを解き明かしていきます。不動産投資を始めたいと思っている人、すでに始めている人、さらに上を目指したい人必読です。好評連載のバックナンバーこちらからどうぞ。

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投資する土地や建物から、最大の不労所得と売却益を獲得する

 不動産をデザインする、という聞き慣れない言葉を使うことを、まずはお許しいただきたい。

 デザインという言葉自体が建物の外観のデザインなのか、内装のデザインなのか、そもそも漠然としていると感じている読者も多いだろう。

 ここで強調しておきたいのは、やはり不動産投資を成功に導いてくれる価値ある要素「アルファ」を生み出すことこそ、「不動産デザイン」であるということだ。

 経済的なリターンに加えて、もちろん外観内装ともに魅力的な物件となり、また、そこに住まう人が生き生きと暮らし、周辺地域へもポジティブな影響を広げてゆく付加価値の連鎖が生まれる。

 では不動産投資家として、不動産をクリエイティブにデザインするうえでの、究極のゴールはなんだろうか?

 それは今、投資に取り組もうとしている土地や建物から、最大の不労所得と売却益を獲得することだ。そのうえで平均値を上回り、アルファを創造すべきものは下図の指標だ。

 そのために、不動産デザインを成功させる4つのデザイン技術を説明する。

(1)ソフトのデザイン
(2)ハードのデザイン
(3)資本および支出のデザイン
(4)あなただけのアルファ創造リスト

 という4つの項目に沿って、ひとつひとつ不労所得を最大化してくれる「不動産デザイン」について理解していってもらいたい。

 これら4つの技術を使って、上の指標を常に良い方向へと持ってゆけるように創造力を働かせて欲しい。

上田真路(うえた・まさみち)
建築家・不動産投資家
KUROFUNE Design Holdings Inc. 代表取締役CEO
ハーバード大学デザイン大学院で不動産投資と建築デザインを学び、投資理論とデザインの力を融合させたユニークな不動産投資を行う。
鹿島建設入社4年目に不動産投資を開始。数々の不動産投資セミナーに足を運び、不動産関連書籍を数十冊読破。そんな中で出会ったメガ大家集団をメンターに持ち、指導を仰ぎながら不動産投資をスタートする。最初に行った東京・神楽坂での新築マンション開発では超狭小地に苦労し、辛酸を舐めつつも独自の不動産投資スタイルを確立する。現在5棟の超優良物件を保有。保有物件の中では投資額が4年間のうちに26倍になったものもある。
1982年高知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院卒業後に鹿島建設入社。
大学院卒業時にリゾートホテル開発プロジェクトにより早稲田大学小野梓芸術賞を受賞。
同社では国内外で建築設計や大規模な都市開発業務に従事。鹿島建設社長賞、グッドデザイン賞、SDレビュー賞などを受賞。2016年、ハーバード大学デザイン大学院(GSD)へフルブライト留学。2018年、GSD不動産デザイン学科を卒業、外資系不動産ファンドでの投資業務を経験した後、KUROFUNE Design Holdings Inc.(デザイン事務所兼不動産ファンド会社)を創業し独立。現在はハーバード学生寮生活で得た原体験をもとに、住まいと学びを融合させた国際学生寮「U Share」を開発運営する。また、慶應義塾大学SFC特任講師、早稲田大学特任講師として「不動産デザイン」について教えている。初の著書に『ハーバード式不動産投資術 資産26倍を可能にする世界最高峰のノウハウ』(ダイヤモンド社)がある。