どんな時代でも生き残れる不動産投資家になるための極意とは何か? 不動産投資で利益をあげ続けるためには、基本となる知識やノウハウを学ぶ必要があります。ハーバード大学デザイン大学院で最先端の知識を学び、それに自身の体験から得たノウハウをミックスして体系化したハーバード式不動産投資術』(上田真路著、ダイヤモンド社)が発売されました。本連載では、世界のどこでも通用する、遍的で再現性のあるナレッジである不動産投資術について、同書の中から抜粋してそのエッセンスをわかりやすくお届けします。良い不動産をデザインするとは、どういうことか? 驚異のリターンを実現するファイナンスの極意とは? 不動産投資のリスクをどうコントロールしたらいいのか? などについて、実際の事例(ケース・スタディ)を踏まえてそのメカニズムを解き明かしていきます。不動産投資を始めたいと思っている人、すでに始めている人、さらに上を目指したい人必読です。好評連載のバックナンバーこちらからどうぞ。

平均値を上回り、不労所得を最大化してくれるソフトのデザインとは?Photo: Adobe Stock

不労所得を最大化してくれる「不動産デザイン」

 以前にも説明したが、不動産のデザインを成功させる4つのデザイン技術がある。

 (1)ソフトのデザイン
 (2)ハードのデザイン
 (3)資本および支出のデザイン
 (4)あなただけのアルファ創造リスト

 以上の4つの項目に沿って、ひとつひとつ不労所得を最大化してくれる「不動産デザイン」について理解していってもらいたい。

 これら4つの技術を使って、TDC(総開発費用)やFin Cost(返済)を下げ、NOI(実質収益)やValuation(不動産評価額)を上げ、常に良い方向へと持ってゆけるように創造力を働かせて欲しい。それぞれについて、順を追って説明していきたい。