武田薬品#予告Photo:AFP=JIJI,EPA=JIJI,brainmaster/gettyimages

武田薬品工業はこの10年で人材の放逐を伴う組織大再編を断行し、伝統的な文化もビジネスも「破壊」した。看板は変わらずとも外国人勢が支配する「米国企業」と化し、ここから「破壊と創造」の残酷なる総仕上げが始まる。特集『武田薬品「破壊と創造」』は、6月21日(月)から28日(月)まで全7回で連載。武田薬品の「ヒト・組織」「ビジネス」「カネ」の変貌に迫る。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

#1 6月21日(月)配信
武田薬品の「出世・給料」はここまで変わった!旧タケダ社員を振るい落とす組織大再編も

武田薬品「破壊と創造」#1Photo by Masataka Tsuchimoto

 日本のレガシー企業の代表格だった武田薬品工業は外国人経営陣の下、グローバル化を一気に進めた。組織大再編で本社は実質的に米国へと移り、日本型雇用システムからの脱却も進む。社員にとっては出世、給料の構造が大きく変わった。

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#2 6月22日(火)配信
大借金王・武田薬品がアリナミンは売っても「本社不動産」を売らない理由

武田薬品「破壊と創造」#2Photo by M.T.

 武田薬品工業は聖域なき資産売却を進め、全国の一等地も大衆薬「アリナミン」なども手放していった。それでも残っているのが東京のグローバル本社と大阪の旧本社跡。売らずにきた裏には「創業家の呪縛」があった。

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#3 6月23日(水)配信
武田薬品の「6000億円級」期待度No.1新薬を生んだ研究所が、閉鎖を免れない理由

武田薬品「破壊と創造」#3Photo by M.T.

 自社で大型新薬を生み出せていない武田薬品工業は日本の研究所のリストラを繰り返してきたが、ここにきて、研究所発の新薬候補品がピーク時売上高6000億円の大型品に化ける可能性が出てきた。それでも研究所閉鎖のカウントダウンは止まらない。

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#4 6月24日(木)配信
武田薬品の創業家社長が見たら今の経営は何点?過去の発言を基に独自「通信簿」作成

武田薬品「破壊と創造」#4Photo by Kazutoshi Sumitomo

 かつて無借金経営だった武田薬品工業は、今「大借金王」となっている。「破壊の10年」は正しい道だったのか。過去の「週刊ダイヤモンド」インタビューで武田國男元社長が描いていた姿と今の姿を比較し、通信簿を付けた。

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#5 6月25日(金)配信
武田薬品の創業家筋が「株主総会で騒ぐぜ」宣言!仕込んだ“爆弾”の中身とは?

武田薬品「破壊と創造」#5Photo by M.T.

 武田薬品工業が2030年度までに売上高5兆円企業になるゴールを掲げてから初の定時株主総会が6月29日に開かれる。創業家筋は経営の問題を提起する“爆弾”を仕込み、クリストフ・ウェバー社長兼CEOと対峙する。

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#6 6月26日(土)配信
武田薬品の大リストラで去ったエリート社員、勝ち組・負け組のリアル【ヤメタケダ勝手番付】

武田薬品「破壊と創造」#6Photo:Diamond

 昨年のMR(医薬情報担当者)リストラで、武田薬品工業を辞めた社員、通称「ヤメタケダ」がさらに業界に拡散した。ヤメタケダの中には中途で入って早々とキャリアアップして去る「渡り鳥」も。転職先の企業、ポストでヤメタケダの勝手番付を作った。

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#7 6月28日(月)配信
武田薬品の次期CEO候補が「日本人3人」でも“日本企業”には戻らない理由

武田薬品「破壊と創造」#7Photo by M.T.

 武田薬品工業のトップに君臨するクリストフ・ウェバー社長兼CEOの任期は残り数年とみられ、今春人事で社内の後継候補は絞られた。下馬評に日本人3人の名前が挙がる。といっても日本人の手に経営が戻るという生易しいものではない。

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