近年では、葬儀式と告別式と火葬までを同日に行うことが増えています。通夜は、その前日に行う地域が多いようです。また、通夜や葬儀式・告別式などを行わず、火葬のみを行う直葬という方法も増えています。下図は葬儀の流れをまとめたものです。

 葬儀の流れや慣習、地域によって異なる場合がありますので、お住まいの地域の葬儀社などにご確認いただくのがよいでしょう。

喪主とは? 何をする人?

 喪主とは、遺族を代表する葬儀の主催者をいいます。故人の供養、寺院とのやり取り、遺族代表としての挨拶、弔問客への応対、年忌法要の主催等を、遺族を代表して行います。

 喪主と似たもので、施主という役割があります。これは喪主とは別に、葬儀の金銭的負担を負う人を指します。現代では、喪主と施主は同一となる場合が多いですが、喪主に経済力がない場合などには、喪主とは別に施主を設けることもあります。
(本原稿は、橘慶太著『ぶっちゃけ相続「手続大全」ーー相続専門YouTuber税理士が「亡くなった後の全手続」をとことん詳しく教えます!』を編集・抜粋したものです)