【著者からのメッセージ】
半年で16キロ減、その後リバウンドなしのダイエット
本書でお伝えするダイエットは、私が実際に半年間で16キロの減量に成功し、その後リバウンドすることなく、今も体重を維持できている方法でもあります。
私が「インスリンを節約する」という食事のとり方を始めて、今年で約20年になります。当時、私は理想体重より実に20キロ近くもオーバーしていました。朝食もほとんど食べず、食事の量にも質にもあまり注意を払っていませんでした。
心臓病を発症したのを機に、減量に取り組む決心をした私は、医師の立場から効果がありそうだと思える様々な文献に目を通し、自ら試みては効果を確認し、試行錯誤の上に、ついにカロリー制限に頼らない現在のダイエット法にたどり着いたのです。
リバウンドをしないダイエットのカギを握るのはホルモンの働き。特に脂肪の蓄積と密接に関係のあるインスリンに着目しました。そして、糖質を摂取する際に脂質やタンパク質と合わせて摂取することで、極端に糖質を制限しなくても血糖値のコントロールが容易に行えるようになります。カロリー制限の呪縛から解放されることで、リバウンドせずに長期的に継続できるダイエットが可能となります。
また、様々な文献を調べても、たった一つの方法だけで劇的にダイエットできる方法を見つけることができませんでした。しかし、たとえ単独で大きな効果がなくとも、複数の方法を組み合わせることにより、大きな減量効果が得られることも発見しました。本書で紹介する複数の方法を全て実行していただく必要はありません。自分のライフスタイルに合った方法を選んでいただき、それらを組み合わせて自分だけのオリジナルのダイエット法を作り上げていただければ良いのです。
益江毅著 定価1650円(1500円+税) ダイヤモンド社
「やせたい人はカロリー制限をやめなさい」目次
★序章:「食べないダイエット」から、「食べながらやせるダイエット」へ
・やせるためには食べたいものを我慢するのが当たり前と思っていませんか?
・我慢しない!リバウンドなし!食べてもやせるダイエット「7つのルール」
・「できるときに、できることを」でストレスフリーを目指す
★第1章:最新ダイエットで重要なのは「インスリンの節約」
・意外と知られていないホルモンとダイエットの仕組み
・低脂肪食と低炭水化物食、ダイエット中に食べるなら?
・朝食を食べる人、食べない人、どちらがやせる?
・なぜカロリーではなく「インスリンの節約」が大切なのか
・インスリンの分泌量が多いほど肥満になりやすい
・「ランチ後に極端に眠くなる」人は太りやすい?
・ダイエットをしたい女性が気をつけたいこと
・油のとりすぎが肥満の主犯ではありません
・ストレスにも注意!我慢のダイエットが太りやすい体を作る
★第2章:いつ、何と食べるかがダイエットのカギだった
・「何を食べないか」より「食べながらやせる方法」を考える
・主食は少なめを心がける
・「ベジタブルファースト」「カーボラスト」で
・「おかずファースト」「カーボラスト」で
・合わせワザで血糖値の上昇を抑える
・ローカロリーやノンオイルに要注意!
・最も太りにくい時間帯はいつ?
・糖質は1日130グラム以内で中性脂肪を減らし、リバウンドも防ぐ
★第3章:ダイエットの常識は、医者にとっては非常識!?
・野菜はダイエットのためなら、たくさん食べた方が良い?
・主食もおかずも減らしたほうがダイエットは成功する?
・低GI食品はダイエットに良いの?
・激しい運動をすればするほどやせる?
・インスリンを節約するダイエットで全ての脂肪が落ちる?
・睡眠不足が続くとやせる?
・甘い飲み物を飲みたい!人工甘味料ならいくら飲んでもOK?
・断食はダイエットに効果がありますか?
・1日1食と1日5食ではどちらのほうがダイエット効果がある?
・夕食が遅くなるくらいなら抜いたほうがやせる?
★第4章:やせたい人はこれを選ぼう!食べるなら、どっち?
・体に良い魚、とるなら「朝食」or「夕食」
・サラダにかけるなら「カロリーハーフドレッシング」or「シーザーサラダドレッシング」
・ダイエットのことを考えるなら「野菜ジュース」or「野菜サラダ」
・麺類ランチなら「冷やし中華」or「きつねうどん」
・パスタ屋さんでのオーダーは「和風パスタ」or「カルボナーラ」
・小腹が空いたときの夜食なら「お茶漬け」or「卵雑炊」
・朝ごはんに選ぶなら「バターたっぷりのトーストと豆乳」or「何もつけないトーストと紅茶」
・3時のおやつにいただくなら「ショートケーキ」or「大福」
・食事中は水分を「とらない」or「たっぷりとる」
・コンビニでチョイスするなら「塩おにぎり」or「ツナマヨおにぎり」
・お酒を楽しむなら「日本酒」or「ウイスキー」