東大入試もリスニングが鍵に!語数も約40年前の5倍に

親世代の常識は通用しない!大学受験の英語は「超難化」している!図2:1979年と今年(2022年)東大二次試験の分量比較 ピンク:リスニング読上台本 緑:同印刷配布 白:筆記試験 青:英作文・和文英訳

 一次試験でだけではなく、難関国立大学の二次や難関私立大学の英語も難化している。

 たとえば、1979年と今年2022年の、東大の二次試験の英語の問題を、同じように視覚化して比較したのが図2である。

 まず、リスニングの読み上げ回数などを無視して全体の語数だけで比較すると、1979年は1分あたり9.1語(120分で1096語)だったのが、2022年は1分あたり48.8語(120分で5857語)と、なんと5.1倍になっている。ちなみに東大では1989年以降、リスニング問題が出題されるようになり、出題語数のかなりの部分をリスニングが占める。

 ちなみに、弊社では語彙の難易度の分析もやっており、ここでは詳細は端折るが、こちらでも難化が顕著である。

 これらの傾向は、東大だけに限らず、医学部や難関私立大学についても同様である。