直接会うことが減り、オンラインでのやりとりが増えてきた今「手書き」文字は「個性」や「人柄」に触れられる数少ないツールとしてビジネスでの大きな武器となります。とはいえ、忙しいビジネスパーソンが字のおけいこに費やせる時間はさほどありません。そんな方に向けた新発想の美文字本が『簡単ルールで 突然、美文字が書ける』。字が苦手な人を長年指導してきた著者・萩原季実子さんが「字がうまく書けない理由」を研究し、少し変えるだけで飛躍的に字がうまく見えるポイントだけをルール化した本で、練習なしでも、誰でも、自分史上最高の「美文字」が書けるようになると話題です。この連載では、本書より抜粋しながら美文字のコツを紹介いたします。字にコンプレックスのある方、字がうまくなることを諦めていた方におすすめです。

字は、3つのグループに分けて書き方を意識すると自然と美文字になる

美文字のコツはグループごとに違う

 日常使う文字には、漢字、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットと多くの種類がありますが、まず「字」は大きく3つのグループに分かれると、覚えてください。

 そして、グループごとの「コツ」を知るだけで、急にメリハリのある文字や文章が書けるようになります。

 まず、第一グループは「漢字・カタカナ」です。カタカナはひらがなの仲間ではなく、漢字と一緒。「書き始めに打ち込みを入れるグループ」です。

 第二グループは「ひらがな」。ひらがなは打ち込みを入れず流れるように書きます。

 第三グループは「数字・アルファベット」。線の書き始めと書き終わりをきちんと止めるのがコツ。

 これを知っているだけでも、文字にメリハリが生まれ、途端にきれいになります。