選択基準①国際分散投資
何度も申し上げている通り、未来は誰にも分かりません。経済成長が望めるエリアが、アジアなのか、アメリカなのか、ヨーロッパなのか……。
それを考慮すると、全部に賭ける、つまり投資するエリアは「全世界」です。
「全世界」、もしくは「国際分散」となっているものを選んでください。
選択基準②国内(日本)資産の比率は3分の1以下
複数資産に分散投資するファンドの場合、国内株式や国内債券を独立した資産クラスとして均等分散すると、国・地域別で見た場合、どうしても日本の投資比率が高めになります。
たとえば国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の4資産に均等投資すると、それぞれの投資比率は25%ずつになり、トータルでみると日本株と日本債券を合わせて50%も投資することになります。
これでは本当の意味での国際分散ポートフォリオとは言えません。国際分散ポートフォリオのファンドを買う時は、株式でも債券でも、日本に過度にコミットしたものは、対象から外したほうがいいでしょう。