3男1女全員を国内最難関の東京大学理科三類(医学部)に合格させた『東大に入るお金と時間の使い方』の著者・佐藤亮子ママ。生まれて間もない0歳の頃から、18歳の大学入学までを全力でサポートするため、「お金」も「時間」も惜しまなかった。受験でなにより貴重なのは「時間」。時間を最大限活用するためには「お金」を惜しまない。子どもの将来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する佐藤ママが、これまで語ってこなかった「東大とお金」について、その秘密を公開!

【子ども4人全員を東大理三に入れた母親が教える】お金と時間を無駄にしない習い事のたった1つの考え方

習い事は中学受験塾に通うまで

3人の息子たちは小3の2月から、長女は小1の2月から、中学受験塾の浜学園に通い始めました。

そのため全員、小3の1月ぐらいに公文式とバイオリンをやめました。

公文式では中学レベルまで進み、バイオリンのレベルはそれぞれ違いましたが、下の子は上の子の受験に巻き込まれるので、多少進みが遅い傾向でした。

それは、受験優先だから仕方がないと割り切っていました。

長女だけピアノを小1の5月から始めましたが、中学受験の勉強が忙しくなったため、小3の夏休みにはやめました。

その後、中学に入学するとまたピアノを始めて、高1まで続けました。

スイミングは「バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形」の個人メドレーがターンつきでできるようになることを親子の目標としていました。

全員が小4の6月ごろまでに目標を達成したので、そこでスイミングスクールはやめました。

三男は4歳からスイミングを始めましたが、最初はプールに入るのを嫌がって、結局3カ月間もプールに入らず、ずっとプールサイドで泣いている状態でした。

その3カ月間は、プールサイドで泣くためにスイミングスクールに通っていたようなものです。

それでも私は焦らず、「まあ、そのうちプールに入るだろう」と見守っていました。

すると、3カ月経ったある日、ついにプールへ「ポチャン」と入ったのです。

それからは、ずっと泣いていたことなどウソのようにレッスンに参加し、小4で個人メドレーができるようになりました。

同じきょうだいでも進み具合はまちまちでしたが、ゴールは一緒だったのです。

習い事はいったん始めたら最低でも半年くらいは続けてみてください。

「真面目にやらないからお金の無駄」と、すぐにやめてしまうのは、逆にお金と時間を無駄にしてしまいます。

慣れるまで見守ることも大事です。

【POINT】⇛進みが遅くてもじっと我慢して見守りましょう