働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行を記念して、寄稿記事を公開します。

不動産の仕事「売買」「賃貸」「管理」、どれが一番キツくて、どれがラク?Photo: Adobe Stock

不動産の仕事、どれがキツくて、どれがラク?

 不動産業界の仕事は、大きく分けると次の3つがあります。

・売買系
・賃貸系
・管理系

 私はすべて経験しておりますので、「どれが一番キツいのか、どれが一番ラクなのか、そしてどれがあなたに向いているのか」を独断と偏見でお話ししていきます。

①売買系

 大きく分けると2つあります。

●マイホーム系
 これは自分で住む目的で買う物件の売買をメインで扱います。例えば、一戸建てやファミリータイプの分譲マンションなんかを自ら建てて売ったり、中古物件の媒介をしたりします。

 主な顧客はファミリー層になるので、人当たりのよい営業力が求められます。気が利くタイプの人や、子育て経験のある人はよい営業マンになれる可能性が高いです。大手企業が多く参入しているので、大手に就職したいならおすすめです。

 デメリットとしては、顧客のスケジュールに合わせて内見することが多いので、休みが不定期になりがちなことです。

●投資系
 投資用のアパートやワンルームの分譲マンション物件を主に取り扱う業者です。中小企業の不動産会社も多く、都内だけでもかなりの数の投資系不動産会社があります。

 個人的な印象ですが、就職はしやすいと思います。ただ、成果主義なのでインセンティブの割合が高く基本給が低い印象です。契約が取れない人はどんどんやめていき、離職率も高い印象です。

 個人的な意見ですが、投資系不動産会社の営業が一番きついです。

 マイホームの場合、お客さん自身がマイホームを欲しくなって探しに来るので、ハードルはそこまで高くないと思っています。しかし「投資したいな」と思っている人はほんの一握りで、投資に興味がないような人に営業をかけて売らなければならないのですごく大変です。

 1000本電話してやっと1件売れると言われるくらいなので、断られる999本の電話で精神的にやられ、やめていく人がとても多いです。

 また最近では、電話ではなく直接家まで突撃訪問して営業するケースも増えているそうですが、これも大変だと思います。

 メリットとしては、学歴不問で高収入が得られることですね。これにつきます。

 投資物件の営業はインセンティブが高いので、1000万円以上の年収も十分可能性があります。ただ、ストレスを感じやすい人、あるいは断られてクヨクヨするタイプの人にはおすすめできません。