賢者は歴史に学ぶ!歴史入門#2Photo:FrankvandenBergh/gettyimages

ビジネスパーソンにとって、最も有用な教養の一つが歴史だ。激動する社会を俯瞰してメタ認知する上で、歴史の知識は非常に役立つ。特集『賢者は歴史に学ぶ! 歴史入門』(全14回)の#2は、3分でサクッと読んで学び直す、世界史の基本のキ。アジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸に版図を広げた、史上初の「世界帝国」とは、さてどの国だろうか?(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)

「週刊ダイヤモンド」2022年6月18日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

人類史上で初めての
「世界帝国」の名前は?

 ローマ帝国、オスマン帝国、清朝、イギリス……世界の歴史は、帝国の興亡とともに動いてきた。どの帝国も強大な軍事力や経済力を背景に、広大な領土と複数の民族を支配して隆盛を誇ったもの。だが永遠に続いた帝国など一つもない。盛者必衰の「もののあわれ」をまとっているのも、帝国なのである。

 では歴史において初の「世界帝国」とはどの国だろうか?アジア、アフリカ、ヨーロッパの三大陸に版図を広げ、220年にわたって存在したこの国の名前は、中学・高校の授業で必ず学んでいる。まずはググらずに考えてみよう。答えは次のページに!