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他人を攻撃せずにはいられない人の心理
他人を攻撃せずにはいられない人がいます。それは、ほとんどの場合、攻撃する側の本人が疲れていることが背景にあるといっても過言ではありません。
誰かを攻撃するときというのは、なにかに苛立っていたり不愉快だったりするとき。相手が悪いかどうかより、自分がイライラしているから、他人を攻撃するような言動をとることが多いです。
だから、自分が誰かから攻撃されたときは、「相手が疲れているんじゃないか」と考えてみてください。攻撃されると「自分が悪いんじゃないか」と思って、とりあえず謝る人もいるでしょう。そうやって心が凹んだり、落ち込んだりする人も少なくありません。
むやみに動揺しなくなる考え方
他人の攻撃的な言動に振り回されてしまう人は少なくないと思うのですが、相手の機嫌が悪かったり疲れてたりするたびに攻撃の矛先が自分に向いてきて、そのたびに心が凹んでいるとキリがなくなってしまいます。自信も失ってしまいがちです。
誰かから攻撃されたとしても、それは相手が疲れていることが原因なので、「自分が悪いのかも」なんて、いちいち凹まなくてもよいのです。
もしアナタに悪いところがあって、アナタのことを想って本当によくなってほしかったら、攻撃するように非難することはないでしょう。攻撃してくる相手は、なにより疲れているのです。
相手のほうに原因があることが多いので、そこまで真に受けて、心を凹ませたりしなくてもいいのです。そういうことを知っておくと、むやみに動揺することがなくなると思います。
※『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)には、不安や悩みを解消するヒントが満載です。