「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

「夏休みの宿題」で親が子に言ってはいけない4つのNG声かけPhoto: Adobe Stock

伝え方を変えるだけで期待される3つの効果

 まもなく夏休み。この期間、親が頭を悩ませるのは、子どもたちの夏休みの宿題です。夏休みが始まった最初の頃はまだ気持ちに余裕があるのですが、日が進むにつれて、子どもより親の方がドキドキします。

 子どもに任せて、黙って見守っていようと思っていたのに、ついつい、

「早く勉強しなさい!」
「ちゃんと宿題やったの?」
「まだこれしか進んでないの!」
「早くしないとあとで大変な思いをするのはあなたよ!」

 などと言ってしまっているのではないでしょうか。

 親は心配のあまり、気になってこういう言葉をかけてしまうのですが、かえって逆効果。やる気が出るどころか、かえってやる気を失わせる可能性があります。ストレスを与えて悪循環になることも……。

 同じ内容を伝えるにしても、伝える表現方法が変われば、子どもの取り組み方も変わります。

「早く勉強しなさい!」

「そろそろ勉強とりかかろう!」

「ちゃんと宿題やったの?」

「宿題やっちゃおうか!」

「まだこれしか進んでいないの?」

「ここまで進んだんだね! たくさんあるけど頑張っているね!」

「早くしないとあとで大変な思いをするのはあなたよ!」

「今宿題していたら、後でたくさん遊べるよ!」

 伝え方を変えるだけでも受け取り側の印象はずいぶん違いますね。ポイントは「ポジティブな伝え方」です。ポジティブに伝えることで、3つの効果が期待されます。

 それは「やる気アップ」「自信アップ」「主体性アップ」。自分を信じて、認めてくれていることがわかると、「その期待に応えたい!」「もっとやってみよう!」と前向きな気持ちが湧いてきます。

 そして、このポジティブな伝え方は受けとる側だけではなく、伝える側にも大きな効果が期待できるのです。言った後の何とも言えない疲労感から解放され、ストレスフリー。そして、子どもとの関係も良好になります。

 普段からポジティブな言葉は多くのことを好転換させてくれスイッチ。そのスイッチを入れるかどうかで夏休みの過ごし方が大きく変わりますね。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。