とにかく、このタイプから自分を守るには、最初から人付き合いの悪い一匹狼のキャラで行くことがおすすめです。

 人と交流できなくて淋しいけれど、結果的に一匹狼を選んでいる傷つきやすい人は多いんです。それが正しい選択です。私もアドバイスとして「休息時間は1人で」とお伝えすることが多いです。

 協調性が高くなきゃいけない、友達がたくさんいたほうがいい、といった無言の圧力が世の中にはありますが、別にそんなのは気にしなくていいのです。

 仕事さえきっちりやっていればいい、という働き方でいいじゃないですか。

 同僚からのお誘いはなくなるかもしれませんが、人と無理に関わって、深く傷ついて悩んでしまうくらいなら、職場では一匹狼でいたほうが危険は少ないです。

 悩むくらいなら、淋しくてOK、ということです。

繊細さん HSP HSS カウンセラー 人間関係 生きづらい 心理 仕事イラスト©村山宇希

傷つきやすい人が絶対に関わってはいけない!
感情のアップダウンが激しい人

 このタイプの人は、ささいなことで急に機嫌が悪くなったりして、周囲の人を振り回し、波風を立てるトラブルメーカーです。

 常識的な人であるほど、このタイプの人が起こした波風を治めるために何とか対処しようとして、かえって火傷させられるということが多くなります。傷つきやすい人なら、なおのこと巻き込まれやすいので危険です。

 あなたには原因のわからない感情のアップダウンに振り回されて、疲弊してしまうからというのが、近づいてはいけない理由です。

 傷つきやすい人は常に相手の感情を汲み取ろうとするので、相手の機嫌が急に悪くなったのを見て、「なぜ?」「私のせい?」と心が騒いで、そうなった理由を考えすぎて自らを責めてしまったり、相手の気分が変わるたびに感情を大きく憂さぶられたりします。それで心身ともにエネルギーを消耗してしまうのです。

 振り回されるだけで、あなたには何も残らないどころか、疲れ切ってしまって動けなくなるだけ。

 気力が失せて、仕事どころではなくなってしまうこともあるほどです。

 傷つきやすい人は、周囲に波風が立つと、自分の心もかき乱されて傷ついてしまいます。ですから、相手にはいつも穏やかでいてほしいと願うのですが、このタイプの人への対処法は、「とにかく距離を置いて近寄らない」ことに尽きます。

 幸いなことに、この手の人は目立つので、見分けるのはわりと簡単です。

 たとえ初めての職場でも、誰かがこのタイプの人の機嫌を損ねて波風を立てる場面を目にすることが少なくないはずです。

 場合によっては、「あの人には気をつけたほうがいいよ」と、こっそり忠告してくれる親切な同僚がいるかもしれません。