大企業が早期退職制度や役職定年制度などのリストラ策を乱発している。大企業のエリート部門にいれば高待遇が約束される時代は、とうに過ぎ去ったのだ。では、ビジネスパーソンの「出世と給料」が決まる仕組みはどのように変わったのか。全144職種の年収データを分析し、年収1000万円以上の構成比が高い職種をあぶり出した。また、ビジネスパーソンにとって究極の「ポスト」ともいえる社長について、近年注目される必須スキルを分析した。特集『出世・給与・人事の新ルール』では、8月30日(火)から9月8日(木)までの全10回にわたり、社員や経営者に求められるスキル・キャリアの実態をひもとく。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
#1 8月30日(火)配信
伊藤忠は報酬5億、ソニーは3億超え!主要40社の役員と社員「年収」大公開
社長は企業の顔だ。歴代の社長の顔触れや系譜、給料をひもとけば、その企業のキャラクターが見えてくる。主要8業種40社で、過去10年の社長リストと役員の平均報酬額リストを作成した。さらに、従業員の平均年収を加えて、社長と社員の「年収」を比較した。
#2 8月31日(水)配信
「144職種」の年収ランキング!3位は平均713万円の製薬MR、1位は?
企業による雇用の流動化が進む中、企業選び以上に職種選びの重要性が高まっている。いまホットな職種とは一体何なのか。転職サイト「doda」のデータを基に、職種別平均年収ランキングと、年収帯ごとの比率の一覧表を作成した。
#3 9月1日(木)配信
社長になるのに必要な「スキル」が新社長24人分析で判明!理系人材、グローバル人材…
経営者のリーダーシップがものをいう時代。近年誕生した社長には、どのようなタイプが選ばれているのか。新社長24人のキャリアを徹底分析したところ、意外な結果があぶり出された。
#4 9月2日(金)配信
トヨタ社長はパーフェクト経営者?スキルマトリックス「46人中14人」が満点の不可解
上場企業でスキルマトリックスの開示が進んでいる。取締役の保有スキルや期待スキルを表す資料だが、その運用実態は各社でばらつきがあり、実効性には疑問符も付く。開示のある時価総額上位46社のスキルを徹底分析した結果、課題が見えてきた。
#5 9月3日(土)配信
企業トップ「在任期間の長さ」ランキング!11位は96歳の実力者、9位日本電産、1位は?
経営トップの在任期間が長いほど、ガバナンス不全のリスクが上昇する。代表取締役の「取締役在任期間」ランキングから、カリスマ経営者の後継難など潜在的なリスクを抱える企業が浮かび上がった。
#6 9月4日(日)配信
ゼンショー、ユニクロ…「役員に創業家ジュニアがいる」企業リスト14社大公開!
血は水よりも濃し。上場企業の6割が「オーナー企業」とされる日本は同族企業大国だ。ここでは創業家ジュニアが名を連ねる「将来の社長候補リスト」を公開。血統優先の有名企業の多さが判明した。
#7 9月5日(月)配信
自動車メーカーが渇望する「超人材不足職種」とは?凄腕ヘッドハンターに聞く!
昨今、業界を問わず旧来型人材は“用済み”になりつつある。今、企業間で争奪戦になっている人材とは誰なのか?その背景にある事業構造の変化とは。転職のプロであるヘッドハンター・キャリアコンサルタントにリアルな転職事情について聞いた。本記事では【自動車】業界を取り上げる。
#8 9月6日(火)配信
銀行・商社で今、重用される「意外な職種」とは?凄腕ヘッドハンターに聞く!
昨今、業界を問わず旧来型人材は“用済み”になりつつある。今、企業の間で争奪戦になっている人材とは誰なのか?その背景にある事業構造の変化とは。転職のプロであるヘッドハンター・キャリアコンサルタントにリアルな転職事情について聞いた。本記事では【金融】【商社】業界を取り上げる。
#9 9月7日(水)配信
三菱ケミカル大物役員が外国人社長抜擢の内幕を語る!「日本の経営者は思考停止だ」
経営を取り巻く環境が激変する中、旧来型の社長の行き詰まりが生じている。三菱ケミカルグループで初となる外国人社長人事を主導した社外取締役の橋本孝之氏に、「次世代社長の条件」と、同社が外部人材を登用できた舞台裏を聞いた。
#10 9月8日(木)配信
従業員数が増加した「地力の強い企業」ランキング!2位は日立、1位は?M&A強者が上位独占
従業員数は、企業の地力を表す分かりやすい指標だ。そこで、ここ5年で従業員数を伸ばした企業について「増加数」と「増加率」でランキングを作成した。上位にはM&Aを仕掛ける企業やメガベンチャーがランクイン。会計指標ではない、人材の面から好調企業の実態をあぶり出す。
Key Visual by Noriyo Shinoda